ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

師走の大阪

2008-12-30 22:17:32 | まち歩き

いよいよ今年も明日の大晦日を残すのみとなりました。昨日・今日と私にしては珍しく、2日続けて部屋を片づけたり、風呂の大掃除をしたりと自宅で忙しく働きました。風呂掃除は久々に真剣にやり、95点狙いの90点といった出来映えでしょうか。おかげで、腰が痛い・・・(^_^;

今年は忘年会に参加する機会が多く、ミニミニ忘年会を含む大小合わせて計8つの忘年会に参加しました。内訳は、会社関係:4つ、ランニング関係:2つ、建築めぐり関係:1、家族忘年会:1つです。

家族の忘年会は2年前にもやったものです。昨年は長男の中学受験をひかえていたため、さすがに家族で忘年会をする余裕はなく、今年、復活させました。難波でボーリング→寿司→カラオケは一昨年と同じメニューです。ボーリングは今回もサイド・ガード付き(ガーター無し)にしたのですが、私は1ゲーム目、信じられないスコアを出して最下位スタート。本人の名誉のために点数はマル秘です。2ゲーム目は何とか自力で(?)ストライクを出して、トータルでは4人が187点~206点の中に入るというローレベルの接戦を制しました。うーん、ボーリングは苦手です。。。

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カラオケでは息子達が今年もアニメソングやTVドラマ主題歌などを熱唱し、親の出番はほんの僅かでした。でも、「羞恥心」や「イケナイ太陽」は全員で大合唱して超盛り上がり!

下の写真は近場のランニング仲間のお宅で開かれた「たこ焼きパーティ」のときのものです。大ダコやエビなどが入った栄養&ボリューム満点のたこ焼きをたくさん頂き、ビールをガブ飲みして遅くまでワイワイガヤガヤと楽しく過ごしました。

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今日(30日)は風呂掃除をした後、夕方から少し黒門市場をブラブラと歩きました。時刻がやや遅かったためか人出は想像していたほどではありませんでしたが、魚屋・花屋・餅屋・漬け物屋などを眺めて、ちょっと早めのお正月気分を味わうことができました。

金融不安で来年は大変な年になりそうですが、とにかく健康第一です。
では皆様、良い新年をお迎え下さい。

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2008年に観た映画

2008-12-29 22:18:19 | ベストもの

2008年に観た映画で印象に残った作品の一覧です。※昨年分はこちら

映画館で観た本数の推移は下記の通りで、ここ数年は3~5本と完全に低め安定です。シネマ・コンプレックス全盛で、新作映画は割と見やすいのですが、都会では名画座が全くと言って良いほど無くなってしまったのが寂しいです。DVDで古い名作を見ることは可能ですが、やはり映画館の暗闇の中、大スクリーンで見るのとは、感銘度というか後に残るものが違いますからね。

 2001年:1本(「千と千尋の神隠し」)
 2002年:3本(「ピンポン」「スパイ・ゲーム」「タイム・マシン」)
 2003年:2本(「戦場のピアニスト」「マトリックス・リローデッド」)
 2004年:2本(「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」「ハウルの動く城」)
 2005年:3本(「ミリオンダラー・ベイビー」「オペラ座の怪人」
          「ALWAYS 三丁目の夕日」)
 2006年:5本(「博士の愛した数式」「ナルニア国物語 第一章」
          「ダ・ヴィンチ・コード」「ゲド戦記」「フラ・ガール」)
 2007年:4本(「ブラック・ブック」「武士の一分」「バッテリー」
           「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
 2008年:4本(「クライマーズ・ハイ」「北辰斜にさすところ」
          「容疑者Xの献身」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」)

**** 以下のリストでは、若干の新作とかなりの旧作が混在しています。
     *印は邦画。

自己採点の目安----★:20点 ☆:10点
同じ映画でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったりすることはあると思いますが、2ランクの変化は無いでしょう。また、ブログ記事にアップしたときと今回では点数が違ったりしていますが、相対評価の意味もありますし、大目に見てください(^_^;。なお、★★★★★(満点)は数年に1回付ける位で、めったにはありません。

皆さんのオススメ映画もぜひ教えて下さい。

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★★★★☆

「クライマーズ・ハイ」

    横山秀夫の名作を見事に映画化。原作が持っていたあの熱気・
    興奮・怒号・喧騒・執念・悲しみ・迷い・焦り・無念さなどが映像で
    しっかりと描かれていました。

「北辰斜にさすところ」

    旧制高校の野球部の対抗戦を題材にした青春群像。現在と過去
    を行き来する描き方は珍しい手法ではありませんが、一生の内に
    一度くらいはあのような時間を過ごすのも有意義だと思いました。
    ラストに起こった奇跡とは・・・。米映画「フィールド・オブ・ドリームス」
    を彷彿とさせる絶妙の味わい。

「容疑者Xの献身」

    天才物理学者・ガリレオシリーズはテレビでもドラマ化されて
    話題になりました。TVではかなりコミカルな要素も大きい
    のですが、映画は笑いは抑えめで、これも原作にかなり忠実に
    作られて素晴らしい出来。「クライマーズ~」にも出演していた
    堤真一がvery good。

★★★★

 「イルマーレ」(DVD)
 「007カジノロワイヤル」(DVD)

★★★☆

 「ダイ・ハード4」(DVD)
 「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
*「椿山課長の七日間」(DVD)
*「県庁の星」(DVD)


2008年に読んだ本

2008-12-27 01:42:37 | ベストもの

2008年に読んだ本の(ほぼ)一覧です(新刊本と旧作が混在)。※昨年分はこちら

毎年書いているのですが、会社の紹介コーナーで年末に映画と本のリストを掲げているものがベースで、その2008年度の”本”版です。採点の単位などがブログ記事でアップしたのものと食い違ったりと色々矛盾もありますが、お遊びですので大目に見てください。以下、説明文章は毎年ほぼ同じです。

さてさて、無印は小説で、*印はノンフィクションや実用書的なものです。
 ----純然たるビジネス本(実はそうたくさん読んではいません)や
   建築関係写真集などは除外。

自己採点の目安----★:20点 ☆:10点 ☆’:5点

同じ本でも別の日に採点したら、1ランク上がったり下がったりすることはあると思いますが、2ランクの変化は無いでしょう。実際には同一ランク内でも差がありますが、ここでは細かいことは無視しています。

今年も、ブログの読書仲間の皆さんの影響もあり、小説を中心にかなりの本を読みました。
★★★☆(70点)以上の(一応の)オススメ作のみ挙げてみましたが、私にとって今年も★★★☆以上の的中率:80%↑と高打率&豊饒の年でした。

それにしてもベスト級の本の感想が書けていないです・・・(^_^;
皆さんのオススメ本もぜひ教えて下さい。

※時間があれば、感想記事へリンク張ります。
※フォントなどの関係で、どうも列がぴったり揃いません。

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★★★★☆(♪印:ベスト8)

♪「チーム・バチスタの栄光」            :海堂尊
♪「映画編」                      :金城一紀
♪「一瞬の風になれ3」               :佐藤多佳子
♪「夏のくじら」                    :大崎梢
♪「チーム」                      :堂場瞬一
♪「私の男」                      :桜庭一樹

♪*「夏から夏へ」                  :佐藤多佳子
♪*「フューチャリスト宣言」             :茂木健一郎、梅田望夫
  *「私塾のすすめ」                 :齋藤孝
  *「シリコンバレー精神」             :梅田望夫

★★★★☆’

「天璋院篤姫」                    :宮尾登美子
「椿山課長の七日間」                :浅田次郎
「本所深川ふしぎ草子」               :宮部みゆき
「ゼロ・マイル【0 mile】」               :稲葉なおと

*「ヨーロッパの都市はなぜ美しいのか」     :佐野敬彦
*「16歳の教科書」
*「磯崎新の都庁 戦後日本最大のコンペ」   :平松剛

★★★★

「アナン」                      :飯田譲治 梓河人
「ブックストア・ウォーズ」             :碧野圭
「名もなき毒」                   :宮部みゆき
「大延長」                     :堂場瞬一
「笑う警官」                    :佐々木譲
「潮流」                       :伊集院静
「機関車先生」                   :伊集院静
「ひゃくはち」                    :早見和真
「初ものがたり」                  :宮部みゆき
「夜は短し歩けよ乙女」             :森見登見彦
「天空の祝宴」                  :堂場瞬一
「家族八景」                    :筒井康隆
「梅雨将軍信長」                 :新田次郎

*「星新一 1001話をつくった人」      :最相葉月
*「都市の記憶を失う前に」           :後藤治
*「情報は一冊のノートにまとめなさい」    :奥野宣之
*「パソコンは日本語をどう変えたか」     :YOMIURI PC編集部

★★★☆

 「鴨川ホルモー」                  :万城目学
 「ひ緒の鳥」                    :小野不由美
 「リセット」                     :垣谷美雨
 「美亜へ贈る言葉」                :梶尾真治
 「もう一人のチャーリィ・ゴードン」        :梶尾真治
 「警察庁から来た男」               :佐々木 譲
 「夢にも思わない」                :宮部みゆき
 「家日和」                     :奥田英朗
 「おもいでエマノン」                :梶尾真治
 「精霊の守り人」                  :上橋菜穂子
 「悪果」                       :黒川博行
 「算学武士道」                   :小野寺公二
 「幕末算法伝」                   :小野寺公二
 「ぼっけえ、きょうてえ」              :岩井志麻子

*「走ることについて語るときに僕の語ること」 :村上春樹
*「父親の品格」                  :川北義則
*「仕事道楽 スタジオジブリの現場」      :鈴木敏夫
*「なぜ日本人は学ばなくなったのか」     :齋藤孝
*「“手書き”の力」                 :和田茂夫
*「目と耳と足を鍛える技術」           :佐野眞一
*「子供は理系にせよ」              :大槻義彦
*「カメラは知的な遊びなのだ」          :田中長徳
*「検索バカ」                    :藤原智美
*「教育格差の真実」               :尾木直樹、森永卓郎
*「巨匠の宿」                    :稲葉なおと
*「遙かなホテルへ」                :稲葉なおと

その他

 「銭売り賽蔵」                   :山本一力
 「かりそめエマノン」                :梶尾真治
 「青が散る」                    :宮本輝
 「銀行 男たちの挑戦」             :山田智彦
 「ステップ」                     :香納諒一


祝・ブログ開設4周年と1ケ月

2008-12-17 22:40:05 | ブログ

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ふと気がつけば、ブログを始めて4年と1ケ月が経っていました。
(ブログ開設は2004年の11月17日)
この1~2ケ月は公私ともにバタバタしていて、4周年のことを完全に忘れていました(^_^;

もう4年とも思いますし、まだ4年かという気もしますね。ブログを更新しない日でも自宅PCはほぼ毎日触っているので、なーんか、10年くらい続けているような印象もあります。

(2周年のときに書いた文章はこちら
(3周年のときに書いた文章はこちら

年末でもあり、我が家にとってのこの1年間をちょっとふり返ってみますと、ビッグイベント・ベスト3は、

 ①長男の中学入試 
 ②家族で行った初めての北海道スキー 
 ③夫婦で行ったプラハ・ウィーン旅行

だったでしょうか。いずれも1~3月に集中していますね。スキー&旅行はとても楽しく素晴らしかったですし、実は中学入試でも親は結構楽しんでやっておりました。案外、”超お気楽クン”の長男も楽しんでいたかも?

さてさてブログについてです。ブログ自体、内容にそう大きな変化はないのですが、年々、近代建築探訪や街歩きの比重が大きくなってきています。特に「関西洋風建築めぐり講座」関係では、川島先生と親しくお話をさせて頂いたり、講座仲間のお友達とより親交を深めたりで一段と楽しくなってきました。ブログやネットはバーチャルの世界ですが、そこだけの知り合いよりも実際に会って話をしたりした方が当然のことながら、親密度が増しますね。

ブログの凄いところは、まあ通常の日記もそうなのですが、たとえ更新が数日から1週間に1度くらいになっても、1年間続けていれば自分でも驚くほどのボリュームになっていることです。そこに写真や画像もあるので、知らず知らずのうちに自分にとってのデータベースの一部が出来上がっているとも言えます。もちろん、その一方で色んな方のブログから得られる情報の質と量も凄いです。私のブログは何でもありの”お好み焼き”あるいは”ごった煮”ブログですが、ちょっとでも楽しんでもらえたり、情報源として参考にして頂ければとても嬉しいです。
ブログは構成を考えて頭を悩ますこともあまりなく、気の向くまま&肩肘はらずに書くことができるのもいいですね。

最近はコメントを頂けるのはブログでの知り合いが多いのですが、時々、本の感想などで全く初めての方からコメントを頂くことがあり、とても嬉しくなります。そんなときのレスコメントはえらく長文になる傾向がありますね。

実は、近代建築探訪も読書もレポートや感想が書けていないものが増加し続けています。読書は殆ど通勤電車の中&昼休みにしか読んでいませんが、それでも毎日読んでいるので、そこそこの読了数にはなっているんですけどねえ。本の感想は写真でごまかせないしなあ。。。

そして、近代建築探訪やまち歩き、ブログにかける時間が増えるに連れてランニングの練習量は減少する一方で、とてもランナーとはいえない状況です。ですが、ウォーキングの時間と距離だけはかなりのものなので、最低限の体力・脚力は維持できている模様です。11/23の福知山マラソン(フル)の後、また”ラン=ゼロ”状態に戻ってしまっていますが、3/1の篠山マラソン(フル)に申し込んでしまったので、次の日曜からはボチボチとランも再開予定です。

とにもかくにも明日からは5年目に突入ですので、これからもヨロシク~!


三田市探訪、九鬼邸ほか

2008-12-15 23:17:52 | 近代建築

今年最後の「関西洋風建築めぐり講座」は三田市の九鬼邸ほかでした。

****************** 川島智生先生の解説文より(抜粋引用) ******************

関西にはなぜか、現存する擬洋風建築が少ない。現実には数多く建設されていたが、殆ど残っていないことを事由とする。実際には神戸では八角形の議事堂、京都・大阪でも小学校や役所など多くの公共建築が擬洋風だったが、三都市ともに明治中期以降の急成長もあって、あっという間に建て替えられてしまい、周辺の地方の町や村にだけ残ることとなった。ここで取り上げる三田や柏原、伊賀上野など、なかば近代の時代に取り残された地域に見出せる。

九鬼邸は明治8年(1875年)に当主の九鬼隆範(りゅうはん)が自ら設計した住宅。この建築の特徴は伝統的な町家でありながらも、二階の一部が洋風の柱が並ぶベランダとなるという洋風要素が混在するもので、その組み合わせには驚かされる。漆喰という伝統的な素材・手法を使ってつくられた擬洋風建築の特質である。スタイルとしては稚拙なものだが、なんとも味わい深い建物になっている。

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この日、三田の町はお祭り(町ぐるみのイベント?)があったようで、駅前をはじめとして大勢の人で賑わっていました。我々は人の間をぬって九鬼邸をめざしたのですが、三田は新しさと古さが奇妙に同居した不思議な町です。古い建物では和風の町屋が多そうなのですが、何気なく目をやった先に小ぶりな洋風建築があったりします。

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九鬼邸は解説文にもあったように何ともいえない味わいがあります。外観としては4枚目の写真のアングル(南東面)が一番見応えがありました。やはりベランダのアーチとくり形付き手すりが最大の特徴でしょうか。東面1階部分に開いている3つの小さな窓は便所部分のようですが、可愛らしいです。

壁などは塗り直されて綺麗になっていますが、手すり部分は塗装剥がれなどをそのままにされているようです。この手すりの色はオリジナルなのでしょうか、ちょっと珍しい色だと思いました。

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内部は基本的に和風です。南面の縁側(広縁)は伸びやか。軒の出はかなり深いですね。 欄間の透かし彫りや釘隠しの金具もなかなか見事です。面白いと思ったのは、二階へ上がる階段が2つの部屋の間、通常は押入にあたる部分に設けられていることでした。この位置は家のほぼ中央になります。階段を上がりきった部分の写真が下記です。ここは板戸で床位置の開口をふさぐことができるようになっています。こういう階段の配置は誤って転落しそうにも思うのですが、怖くなかったのかな?

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二階の壁や天井には壁紙ではなく日本的な襖紙が張られていて、これも面白いと思いました。写真ではちょっと分かりにくいと思いますが、雷紋にも似たこの模様は何と呼ぶのでしょうね。

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↓これが 隆範が描いた設計図(複製)です。この立面図では建物の四隅にコーナーストーンが積まれ(そのように見せ?)、現在の表情より、もう少し洋風の気配が強かったようにも思います。

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煉瓦で作られた竈です。唐突なような、美しさを感じるような・・・。

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この後は近くの洋風住宅などを見ましたが、これは別記事にします。