カタルーニャ音楽堂で極上の空間を堪能した後は、最近公開されるようになった「グエル邸」(増改築:ガウディ)へ。早朝は青空が見えていたのに、音楽堂を出てしばらくすると雨が降ってきました。今回の旅行ではこのような天気のめまぐるしい変化が多かったです。1日中雨ということがなかったのは幸いでしたが。そして「グエル邸」は、これまでのガウディ建築(「サグラダ・ファミリア」「グエル公園」「カサ・ミラ」「カサ・バトリョ」「カサ・ビセンス」)とはまた全く異なった趣きでした。
外観は比較的おとなしめです。
玄関周りのアイアンワークにはガウディらしさが。
そして内部には驚きの超豪勢な空間が広がっていました。
2階にあった礼拝堂の吹き抜けの空間は広すぎてなかなか全景が撮れません。
地下室も印象的でした。
黒い大理石や複雑で美しい木組の(?)天井などが印象的な、超ゴージャスで重厚な豪邸でした。イスラム風の様式も混じっていたようです。ガイドブックに”ガウディならではの小宇宙”と書かれていた2階の礼拝堂がやはり一番の見どころだったでしょうか。あちこちにあるステンドグラスも美しかったのですが、全体としての統一感にはちと疑問符も。ただ、凄い建築であることは間違いありません。
オリジナルがどのようなものだっのか、ガウディがどこをどのように増改築したのか、興味は尽きません。雨は途中で上がったようなのですが、奇抜な煙突群が並ぶ屋上が見学禁止となったのは残念でした。