旧永楽邸（旧・丹治煉瓦製造所事務所）の現況を確認した後、堺市民会館に行ってみました。市民会館・多目的ホールであるここに来たのは２０年ぶりくらいでしょうか。１９６５年の建築です。
噴水は形・色合いが面白いです。
市民会館そのものの建物は伸びやかな感じで、私は好きです。
モダンにも見えますね。
よく手入れされているのか、５０年近く前に建てられたような気がしません。
正面の大階段を上がるとなかなか壮観です。
格子状の天井部も味わいあり。
この壁面には堺市の市章をあしらったタイル（石？）が張られていました。
こちらの大小様々な六角形も面白いです。
他のタイルの色もいいですね。
手すり部もきちんとデザインされています。
バルコニー部から見た噴水です。
堺市民会館は噴水と合わせてカッコよさと適度なレトロ感があるなかなか味わい深い建物だと思います。建築面での評価はどうなのでしょうね。もうちょっと注目されても良いと思うのですが。なお、噴水が造られたのは建物よりもう少し後年のようです（要再確認）。
ようやくバルセロナの最終回です（翌日がパリへの移動日）。
こあたりも天気が良ければ素晴らしい景色なのですが・・・。
望遠側で撮ったため重なって見えるだけで、ちゃんとヨットは出航できるんでしょうね。
下の写真の左手奥に見えるのがモンジュイックの丘です。
ここには祝日でも唯一開いていたショッピングセンターがあり、人が続々と集まってきます。観光客だけでなく、地元の家族連れも多いようでした。
港の景色をしばし楽しんだ後、再び中心街に近いディアゴナルへ移動し、残りのモデルニスモ建築をいくつか観ることにしました。
「カサ・コマラット」です。なかなか凄いのですが、おそらくこちらは裏手です。
形、タイル（？）の色などいかにもモデルニスモです。
うーん凄い。
もうちょっと明るければ、美しさも際立ったでしょうね。
で、こちらが表（正面側）と思われます。
「カサ・アシア」です。
またちょっと趣が違います。
「カサ・ミラ」もライトアップされていい感じです。
また雨が降ってきました。
夕立のような激しい降りで、店先は雨宿りする人でいっぱいです。
パラソルの下で飲み食いしていた人もさすがに避難してきました。
ちゃっかり折りたたみ傘を売り歩く人も。
雨の夜景もそれなりに風情がありますね。
こうして、バルセロナ最後の夜は更けていきました。
色んなアクシデントもあったけど面白かったなあ。。。
最後は「カサ・バトリョ」のライトアップで締めくくりましょう。
また久々にバルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記の続きです。
ちょこっとだけペースを上げます（汗）。
「ラスプンシャスの集合住宅」です。実は行ったのは前日でした。
リサイクルショップのお店「ｖａｈｏ」です。
前日にあちこち歩き回って見つからなかったのに、何気なく歩いた通りで偶然見つけてビックリでした。
ビニール素材の端切れをよせ集めてカバンや財布、カードケースなどを作っており、１品１品柄が異なっているのが特徴です。
このお店のディスプレー方式が面白く、商品の中に入れたマグネットプレートでスチール製の壁に止めているのです。レイアウト変更も自由自在ですし、ウマイ！
カラフルですねー。
右の方に私がおみやげで買ったショルダーバッグがチラッと写っています。
なお、奥さんが「ＬＯＥＷＥ」で買ったバッグ１つでここのバッグが２０個ほど
買えます（笑）。
実はこの日は国民の祝日で、デパートを含む多くのお店が休みでした。
祝日でも開いていると聞いていたショッピングセンターも休みで、バルセロナのお土産購入作戦が狂ったのは大誤算でした。
仕方なく、港の方までブラブラ散策です。
ですが、これもまた楽しですね。
似顔絵や静止パフォーマンス（？）などの大道芸人がいっぱいです。
この似顔絵はうまく特徴をとらえていました。
ブロンズ像のようなガンマンはポーズと動きがなかなか素晴らしかったです。
もうすぐ港です。
港に到着。
超レトロそうなロープウェイです。
右の方はモンジュイックの丘の上とつながっており、乗ってみたかった～。
先行きに希望が出てきたように思われる旧永楽邸（旧・丹治煉瓦製造所事務所）。ステンドグラスなどを見てみましょう。
周囲が更地になって見えるようになった側面（ほぼ東向き？）のステンドグラスです。
現在は板が打ち付けられて見えなくなっている正面玄関にあったものを移したのかなとも思いましたが、以前に撮ったものと比べると、デザイン的には似ているものの違うステンドのようです。
色あい・形状・質感（すりガラスを含む）、多彩です。
※レンズ内部についたゴミがまだ取れていないため、相変わらず
写真の一部に影が映りこんでいます。悪しからずご了承ください。
２００７年に撮った正面玄関とその脇の部屋の外観写真が出てきました。下の写真がそれです。
玄関脇の部屋の上部窓（欄間）のステンドグラスです。
やはりデザイン的には似ているものの、今回撮影したものとは違います。ということは、玄関も含めて１階には、統一感はあるものの少しずつデザインなどが異なった多数のステンドグラスが使われていた／使われているということです。これは素晴らしい！
現在の背面です。
背面もいいですね。
シンプルなデザイン・色ガラスが使われた丸窓も良し！
雰囲気的には、現在更地となっていることろを駐車場他にしてお店として使われるのかなと想像されます。それであればぜひ行ってみたいです。
この部材は内部で用いられていたものでしょうか。
再利用されるのであれば嬉しいですね。
煉瓦塀は色合い、デザインともに素晴らしいです。様々な形のレンガが使われていることが分かります。
玄関上部などのステンドグラスがどうなったのか／どうなっているのか気になりますが、今後への期待が膨らんできました。旧永楽邸（旧・丹治煉瓦製造所事務所）の新たな情報を待ちたいと思います。
少し前にマーさんから２００７年の記事にコメントを頂いた「旧永楽邸（旧・丹治煉瓦製造所事務所）」。久々に現況確認に行きました。
その結果、メインの建物以外は撤去されて周囲は更地になっていましたが、一番気になっていた赤レンガの建物は健在でした。また、塗装他かなり手入れがなされており、撤去ではなく活用を前提とした整備が少しずつ進んでいるのかなといった印象です。まずは、ホッと一安心でしょうか。
住宅や事務所としての利用か、はたまた店舗などの商業施設となるのか定かではありませんが、今後を楽しみにしたいと思います。
塗り直しや樹木がなくなったこともあって、以前のような濃密な空間といった感じではなく、明るくなったというか垢抜けた感じがします。近代建築ファンとして、この素晴らしい建物が残ってくれているのはとても嬉しいのですが、個人的にはレトロ感というか、もうちょっとくたびれ感（？）があった方が好きなのです（汗）。これは重文指定された「大阪市中央公会堂」でも同様な感想を持ちました・・・。残してくださった方には申し訳なく、贅沢な希望なのですけれど。
↓このあたり（元車庫）は新しく造ったというか、かなり手が入れられた模様です。
いずれにしても、頑張れ！旧永楽邸（旧・丹治煉瓦製造所事務所）
近代建築ファンとして応援しています。
次の記事ではステンドグラス他をアップしたいと思います。
