ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

運動会づくし-1

2008-09-30 23:42:31 | アート・文化

先の土日、長男が通う中学校の運動会(体育祭)と次男が通う小学校の運動会が連チャンでありました。その前後は台風が来たり雨が降ったりの天候不順続きなので、この2日間はよくぞ天候がもってくれたものです。

土曜日に開かれた中学校の運動会(中学校と高校の合同です)は初めての経験なので、どのくらいの人(家族)が見に行くのか、みんな朝早くから行くのか勝手が分からず、ちょっと早めの感じで競技開始時刻に行ったら、既にかなりの人が場所を確保されていたものの遅すぎるということはなかったです。

グラウンドには中1から高3まで全6学年の各クラスのアーチがズラーッと並べられ、なかなかカラフル&壮観です。生徒達はクラスごとにそのアーチの下に座っていました。私が通った高校では各学年ごとに大アーチを作ったのですが、それの各クラス版ですね。おおーっと思う出来映えのもの、それなりにのものなど様々ですが、色んなものがあってよろしいんじゃないでしょうか。2枚目の写真は高3、3枚目が中1のアーチです。さすがに上の学年のものほど手慣れた感じで力作ぞろいした。一方、中1のものはみんな初々しく微笑ましかったです。

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競技は100m走・200m走・400m走~1000m走やクラス対抗リレーなどの競走種目が多いのですが、一番盛り上がったのは、やはりリレーでした。体育の先生でしょうか、レース中に「後ろを振り返っているチームは最後には抜かれます」「A君はえらい速くなったなあ」「変なフォームで先頭を走っているのはB君です」「今年はあまり期待のできないウン年生」「予選で最高タイムを叩き出した期待のクラス!」「C君が逃げ切るか、D君が逆転するか?」「北京でのボルトの記録を破りました!(但し距離が短い・・・)」などといった解説がポンポン飛び出して大受けでした。解説付きだと、ただ走っているのを見るだけよりも何倍も楽しめますね。エンタテナーの先生、ありがとうございました。

↓ガンバレー!!! さすがは若人です。足がよく上がっているし、みんな元気で速い!短距離ではとても勝てないな。。。

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昔懐かしい(?)借り物競走、ラムネ飲み競争、パン食い競争などもあり、これはなかなか楽しめました。借り物競走の最終レースの借り物は・・・何と、校長先生でした!

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男子校ならではの剣舞もありました。クラブ行進では、長男がサッカー部の最後尾をクラスメートと並んで歩いていました。目指せレギュラー!高校と中学でユニフォームの色が違ってキレイです。高3と中1で背の高さがぜーんぜん違うのもよく分かりました。当たり前ですけど、それだけ成長するんですね。吹奏楽部のマーチングバンドには打楽器の超絶技巧パフォーマンスもあって拍手喝采でした。

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高3は浴衣を着ての踊り(民謡+ジェンカ!)で盛り上がります。一人”名人クラス”と思われる踊りの達人がおられ、身のこなしなどが抜群でした。8時30分から始まり、全競技が終わったのは5時過ぎと長い長い運動会でしたが、天候にも恵まれて気持ちよく楽しむことができました。実は昨年の運動会も家族で見学に来て、私がグラウンドの広さや雰囲気を良いなと感じ、長男にも「ここはクラブ活動も盛んそうやし、ええで!」と志望校のひとつに強く奨めたのでした。さてさて長男のクラスは、競技得点・アーチ採点ともに7クラス中3位で何とか表彰圏内に食い込んで、まずはめでたしめでたしでした。生徒の皆さん、お疲れさま!

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夙川~芦屋川~岡本探訪-4

2008-09-29 22:38:39 | 近代建築

岡本駅前の喫茶店でこの日2回目の休憩をとった後、夙川に引き返して駅の北東を再探訪です。

ステンドグラスは相生町5のK邸です。その下は雲井町6のS邸。時刻が遅くなってきて写真的には条件が厳しくなってきました。

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↓殿山町9のK邸とE邸。派手さはありませんが、簡素で端正な住宅です。E邸は玄関廻りが素晴らしいと思いました。

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殿山町10のI邸です。パッと見にはそう古くなさそうに見えて、側面には丸窓がありますし、玄関廻りや塀の上部には明るい色のレンガタイル(?)があしらわれて、レトロ感の中にもきちんとデザインされています。感じのいいお宅ですね。

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雲井町2の旧ナショナルシティバンク社宅です。外壁の明るい色と煙突が印象的。

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この日はこれで時間切れとなりました。夙川~芦屋川~岡本界隈のまだ1/5くらいしか歩いていないと思いますので、日をあらためて再探訪したいと思います。坂道をものともしない脚力をつけなくては!


夙川~芦屋川~岡本探訪-3

2008-09-28 22:03:18 | 近代建築

その後は芦屋川駅の方に戻って、更に西山町・西芦屋町・森北町・本山北町を歩きながら岡本を目指しました。まずは駅のすぐそばの重信医院です。ステンドグラスが可愛らしいです。

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下の3枚の写真は、駅の南側・西芦屋町です。美しい生垣・石垣のお宅はY邸。その奥に建つ黒塗り・下見板貼りの外壁と白い柱・ドアなどの対比が見事です。樹木や芝生の美しさと相まって、ちょっと日本とは思えないような素晴らしい空間が広がっていました。

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↓森北町4のK邸です。傾斜地&変形した角地に建つ雁行させた3分割の屋根がリズミカルです。屋根はマンサードともちょっと違うのですが、大きな屋根面を見せると共に微妙に傾斜を変化させているため、独特のムードを生み出していると思います。この屋根の形のせいもあってか、何となく「トトロ」のサツキとメイの家に雰囲気が似ているような気がしました。

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本山北町4の旧S邸(?)です----恐らく現在は空き家だと思います。ドイツ風だそうですが、外壁の赤と建具などの白の対比が美しく、窓のよろい戸も味わいがあります。外壁は下見板貼りですが、一枚板ではなく、スレート壁のような小片が重ね合わされているのが面白いです。荒れ気味なのが気がかりですね。

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同じく本山北町4のH邸です。杉皮貼りの外壁が西日を受けて輝いています。岡本駅の近くには他にも多くの近代建築があるようなのですが、この日は電車で夙川に引き返し、雲井町や殿山町を歩くことにしました。

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夙川~芦屋川~岡本探訪-2

2008-09-27 00:28:19 | 近代建築

珈琲「ん」で素晴らしい内部空間を満喫し、すっかりくつろいだあとは、電車で芦屋川まで移動しました。まずはF・L・ライト設計の旧山邑家住宅(現ヨドコウ迎賓館、重要文化財)の遠景写真です。旧山邑家住宅は15年以上訪れていませんが、過去に2~3回見学したこともあって今回はパス。ところが、アップで撮った写真を後から拡大して見ると、屋上テラスに見学者の姿が写っていて驚きました。まあ、超有名な建物なので、充分に考えられることではあるのですが。

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実は、芦屋川に向かう電車の中から高台に建つ塔屋を持った大きな洋館風の建物が見えたため、まずはこの建物の正体を確かめることにしました。近づくに連れて豪邸であることは分かったのですが、細部がよく見えず、古いのか新しいけれどレトロ調に造られたのか判別がなかなか難しいです(山手町5)。サッシそのものはアルミのようですし、全体の形やデザイン、仕上げなども正当派とはちょっと違うようにも見受けられます。ただ、屋根の形はなかなか凝っていますし、ハーフチンバー的な木部も味わいがあります。3~4枚目の写真がこの建物の西面だと思うのですが、煙突の煉瓦も古い洋館の赤レンガとは違うようですね。しかし、ロケーションといい、規模といい、豪邸であることは間違いありません。正面とおぼしき(あるいはこれも側面か?)東面の方は門(奥にずーっと道が続いていました)に遮られて、そこから建物の姿を見ることはできませんでした。住宅地図を見れば何邸かは分かるのでしょうが、いつ頃の建築か知りたいところです。まあ、芦屋ならではの度肝を抜くような豪邸ですね。

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その後、東芦屋町~山手町をブラブラしましたが、建物の全景が外からすきっと見えて、かつ洋館と思われるものはなかなか見つかりませんでした。ただ、塀や門扉の佇まいだけでもオッ!と思わせるお宅が多数あり、さすがは芦屋だなと思いました。下の写真はK邸です。通用門(?)だけでもこの凝りよう&迫力です。

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↓山手町のM邸です。ここも広大な敷地で、和風・洋風の建物が数棟建っているようでした。樹木のすき間から見える洋館も良さそうですし、階段状の塀はリズミカルで面白いです。それにしても芦屋の豪邸は敷地が広すぎて、建物がよく見えないのがもどかしいです。坂が多いし、芦屋の豪邸を見るのは大変!

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夙川~芦屋川~岡本探訪-1

2008-09-24 23:37:40 | まち歩き

昨日、ふと思い立って阪急・夙川~芦屋川~岡本界隈の住宅地を探訪しました。元々神戸方面の山の手は急坂が多くて歩くのが大変だなと思っていました。ところが、実際に歩いて見ると、東西方向にも結構起伏があり、暑さもあって夕方にはどっと疲れが。。。

10時過ぎから、まずは、阪急・夙川駅の北東エリアをサーッと歩きました。夙川・芦屋といったあたりは高級住宅街として有名で、石垣や生垣にも素晴らしいものがあります。古くからある近代建築としての住宅がお目当てなのですが、新しい住宅でも周囲の景観とよくなじんだセンス良く&品も良いお宅が幾つかありました。もちろん、その逆も色々あり。

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旧山本清邸です。和洋折衷で独特の雰囲気を醸し出していますが、各ディーテールの完成度は高いと思います。門扉は迫力あり。扉の小さな開口から中をちょっと覗かせてもらったのですが、中も良さそうですね。

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S邸。窓には小さいながらもステンドグラスがはまっています。煙突も面白いですし、塀の赤みを帯びた石が良い味わいです。これもオリジナルなんでしょうか?

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夙川にかかる「こほろぎ橋」です(以前、ぷにょさんも書いておられたはずです)。構造美が素晴らしい。

線路の南西方面も少し歩いたのですが、お目当ての住宅が既にマンション用地になっていたりで、収穫は少なかったです。そこで、今まで見たことがなかった夙川カトリック教会に行くことにしました。尖塔を持つゴシック様式の教会で、バラ窓をはじめとするステンドグラスも美しかったです。

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教会を見た後、そろそろお腹がすいたなあ、喉が乾いたなあと思ってふとあたりを見回すと、なかなか雰囲気の良そうな珈琲店が目に入りました。珈琲「ん」です。

お店の方(着物を召された上品なご婦人でした)に少し話を伺うと、震災で店が壊れた後、何度か場所を変えて、現在の地に落ち着いてからは10年とのことでした。最初、店内に色々アンティークな小物や雑貨が置いてあるなあと思っていたら、”フクロウ”がたくさんいることに気づきました。そう思って再度店内を眺めると、あちらにもフクロウ、こちらにもフクロウとフクロウさんのオンパレードでした。元々の経緯はお聞きしなかったのですが、何でもお客さんがお土産でフクロウ・グッズをどんどん持って来られるとのことでした。壁掛け時計(柱時計)はドイツ製です。最後のスタンドなんて凄いですね。サラダ&フルーツいっぱいのホットドッグ・ランチも美味しく頂きましたし、ここはまた行かなくては!

これは地元では有名なお店なんだろなと思ってネットで検索したら、「夙川店めぐり」というページの中にありました。次はカレーかカツ・サンドを食べようっと。

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