ひろの東本西走!?

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週刊中国悠遊紀行・ポタラ宮とチベット

2005-02-28 22:13:00 | 旅行記
cyuugoku-20週刊中国悠遊紀行・ポタラ宮とチベット(小学館)

このシリーズ、河口慧海の名前とカイラス山の写真を見て久々に購入しました。
河口慧海は私の出身地でもある現在の大阪府堺市に生まれ、仏教の原典を求めて100年以上も前に日本人として初めてチベットに入った人物です。日本人であることを隠したいわゆる密入国でした。
その著書「チベット旅行記」は波瀾万丈の内容なのですが、独特の雰囲気があり、とても面白かったです。読んだのは約20年前なので細部はすっかり忘れてしまいましたが。

聖なる山”カイラス”。とにかく姿が美しい山です。
五体投地を繰り返してその麓を一周する巡礼の人々。敬虔な祈りという言葉がぴったりです。

ポタラ宮の偉容も凄いですね。建築としての造形も素晴らしいと思います。
ですが、まず一生、チベットに行くことはないやろなあ・・・。
行けば人生観が変わると思うのですが。


キッズプラザ大阪

2005-02-27 20:16:00 | 日記・エッセイ・コラム
kizplaza-1今日は財務大臣が朝からお友達と”カニ料理ツアー”に出かけたので、居残り組の男3人でキッズプラザ大阪へ。

ここは何度も行っているのですが、毎回子どもだけではなく大人も楽しんでます。
4・5階吹き抜けの空間にあるのが「こどもの街」。舞洲のゴミ焼却場と同じくオーストリアの芸術家フンデルトヴァッサー氏の作品です。全体が立体迷路のようになっていて、鬼ごっこやかくれんぼが楽しめます。
写真ではちょっと分かりにくいですね。
毎回私が鬼になるのですが、これが結構面白い。チビさん達に気づかれないように背後から近づき、一気に捕まえます。
もちろん、遠くから姿を発見しても迷路のようになっているので短時間に近づけず、うまく逃げられることもあります。
チビさん達は面白いもので、狭く袋小路のようなところに隠れたがります。まるで秘密基地みたいに(^_^)
見つかったら逃げられないのにね。でも広い所ではすぐ鬼に見つかりそうで不安になるかな?

その他、シャボン玉遊びコーナー(中に人が入れるシャボン玉、カーテン状のシャボン玉 など)やゴルフボールを使った物理学のミニ実験のようなコーナーがいつも通り大賑わい。
ここでも結構大人がはしゃいでいました。と思っているのは私だけ?

子どもたちもここではゲーム機のことは言いませんね。ええこっちゃ!


最終調整も、20kmを1時間49分か・・・

2005-02-26 14:59:00 | ランニング
今朝は来週の篠山フル・最終調整として、自宅~淀屋橋~大川沿い~毛馬のコース(片道約10km)を往復してきました。
(明日は用事があって走れそうにないので)

先週日曜日の最後のペースUPがたたって、やっぱヒザがおかしいです。
走り出してみると、相変わらずの痛みに加えてカクッとヒザが抜けるような変な感覚。最初の方は左足をやや引きずるような走り方にもなってしまいました。やばいなあと思いながらもヒザの調子をうかがいつつトコトコ走。ピッチも1mなかったかな?
とても20kmもたないかもと思っていたのですが、慎重に走ったこともあり、まずは何とか無事に毛馬に到着。ここの堰堤の上から見た景色は広々としてなかなか気持ちよく、いつも爽快な気分になります。
本調子であれば、ここから河川敷に降りて下を10kmほど走るのですが、当然自重。

復路の前半は淡々と走ってそれなりにペースをつかんだ感じもあったのですが、終盤は遅いなりに疲れました。
で結局、約20kmを1時間49分でした・・・。
練習とは言え過去最低に近いタイムのはず。
レース直前の3ケ月で走行距離わずか200km、25km以上のロングラン:ゼロという過去にも殆ど例のない悲惨な状況ですが、本番はどうなるでしょうか?
練習量が少なくても故障さえなければ完走はまず問題なし、タイムも4時間前後にはおさまるはずなのですが、今回は大いに不安です。果たして最後までヒザがもつか。。。

本番ではつらく長い戦いが予想されますが、頼れるのは自分の脚だけですので、レース中、よーく脚と相談しながら無理せずに走りたいと思います。


蒼龍(山本一力)

2005-02-25 22:28:00 | 17:や行の作家
souryuu-1蒼龍(山本一力)
★★★★☆:90点

「あかね空」で直木賞を受賞した山本作品を久々に読みました。
極上の味わいの中編集で、山本ワールドを堪能。

個人的には「のぼりうなぎ」「菜の花かんざし」「長い串」の3編が良かったです。中でも「のぼりうなぎ」に一番感銘を受けました。物語としては予定調和的な甘さがあるのかもしれませんが、私はこの世界を高く買いますね。

弥助の真摯な態度・覚悟・努力良し。柾之助の景気づけ、その心意気良し。久右衛門の人を見る目・人を信じる心良し。膳吉・こまりの親娘良し。商売がたきでありながら急場に救いの手を差し伸べる木下屋・柏原銘木良し。かつえ・松吉も素晴らしい。
どんな苦労・嫌なことがあっても我慢する、たとえ不得手と思われることでもやり方を工夫する・努力する、人に接する真摯な態度は決して変えない、何があっても自分の良いところは信じる・・・。
これらを続けていれば必ず道は開けるということでしょうか。
中編小説なのですが、人と人の在り方や心の持ち方など大切なことを改めて教えてもらいました。素晴らしい作品です。

「菜の花かんざし」 武士としての矜持、夫婦・親子の情愛が丁寧に描かれていました。
「長い串」 ラスト近くの掛川藩江戸留守居役・甲斐伊織の恩返しに涙。
この2編についても書き出せばきりがないのですが・・・。

オール讀物新人賞を受賞した「蒼龍」。荒削りな直球の魅力があるのかもしれませんが、私としては後年の熟達した作品にひかれました。ただし、題材としては非常に面白いと思いました。

「あかね空」と並び、本書も最上クラスにランクインです。








世界の中心で、愛をさけぶ(映画)

2005-02-23 23:04:00 | 映画
sekaino-1遅ればせながら”セカチュー”をビデオで観ました。

原作も読まずTV放映も見ず、殆ど予備知識なしだったのですが、予想していたよりも良かったです。
点数的には合格点(70点)くらいの映画かなと思いましたが、長澤まさみと森山未來の若い二人が非常にピュアで良かったので、オマケで5点から10点プラスしましょう。
各種の賞でのノミネートがどうであれ、これは長澤まさみ、森山未來が主演の映画ですよね。それほど二人は輝いていました。長澤まさみは広末涼子と雰囲気が似ていましたね。これからいい女優さんになっていくことでしょう。

一緒に観た妻によると、原作には現在のパートがなかったようですし、あの印象的なカセットテープのエピソードもなかったとか?
大沢たかおと柴咲コウが婚約者でありながら互いの過去を殆ど知らなかったのは”非常~に”不思議でした。私も見ていて、柴咲コウの足が不自由なのには必然性があるのかな?などと思っていましたので。
ただし、原作をモディファイして膨らませた脚本はよくできていたとも思いました。
ラストのオーストラリアのシーンは映画的には不要だとも思ったのですが・・・。

映像はノスタルジーにあふれて懐かしい感じでしたね。坂の多い街の佇まいは大林映画によく出てくる尾道を思い出させてくれました。
思い出の古い写真館は実在の建物かセットかどちらだったのかな?
古い洋風建築が好きなのでとても気になりました。

書き出すとえらい長文になってしまいました。