ひろの東本西走!?

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祗園甲部歌舞練場庭園(京の夏の旅 文化財特別公開)

2013-07-30 23:25:39 | 近代建築

日曜日の午前中、「京の夏の旅 文化財特別公開」で公開されている祗園甲部歌舞練場庭園に行ってきました。

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~京都市観光協会のHPより~

 祇園甲部歌舞練場は、毎年4月、芸妓舞妓による華やかな舞台が繰り広げられる「都をどり」の会場として知られる建物。特別公開される庭園は、大正期に建てられた歌舞練場別館棟と「八坂倶楽部(やさかくらぶ)」(国の登録有形文化財)に囲まれた、池を中心とした回遊式庭園です。
   織田信長の弟で茶人であった織田有楽斎(うらくさい)の邸跡と伝えられ、有楽斎の作った国宝の茶室にちなんで名付けられた茶室「如庵(じょあん)」があります。今回は八坂倶楽部内で、舞妓が「都をどり」総をどりで身にまとう衣裳や小道具なども特別展示され、あでやかな花街の伝統と歴史文化に触れることができます。

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こちらが八坂倶楽部の大座敷です。
八坂倶楽部は大正5年、大正天皇御即位の饗宴場として建てられた木造二階建ての建物で、現在一階は「都をどり」の茶券付特等席の待合として使用されているそうです。

天井は格天井で、広がる庭がガラス越しに見える伸びやかな空間です「。

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祗園のシンボル「つなぎ団子」の意匠が施されたという欄間です。
これは面白いですね。

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なかなか変化に富んだ庭園です。
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建物も趣があるのですが、庭園の樹木が作り出す光と影、水面と石、小さな滝などが実に美しいです。

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「都をどり」の衣装です。
いやあ、ほんまにきれいどすなあ。。。

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平成6年度の総踊り衣装「平安御所車」とだらり帯「桐鳳凰文」です。
色鮮やかです。

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こちらが歌舞練場本館の入口です。

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格天井と菊の(?)浮彫(? 透かし彫り)が見事です。

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弥栄会館(昭和11年)です。こちらも祇園甲部歌舞練場の施設の1つです。
元々の私の嗜好的には城郭風というか和洋折衷的な感じもするこちらがメインに近いのですが、和風建築や庭園も良いものは良いのです。

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コーヒーショップ どる

2013-07-23 23:11:06 | レトロ喫茶、純喫茶

谷町9丁目~6丁目~清水谷の探訪後、良さ気な喫茶店はないかなとウロウロ。そこで目に留まったのが長堀通り沿いの「コーヒーショップ どる」さんでした。外からはよく見えなかったのですが、照明などがきれいと感じました。

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店内は人形や小物がたくさん置かれ、楽しげです。
一見細長いのかなと思ったら、奥にも部屋が広がっており、私はそちらの席につきました。壁の木の風合いや色合いも良いです。

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この照明のシェードもステンドグラスと言ってよいのでしょうか?
万華鏡のようなデザインです。

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人形や小物だけでなく店内には車関係のインテリアがいっぱいです。

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店の奥の方から見た入口方向の眺めです。

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壁面照明は傘のデザインも良いですし、壁の反射光が美しいです。
この眺めが一番素晴らしかったでしょうか。

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カウンター上部の飾り棚にもミニカーなどがレイアウトされています。

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クラシックカーのフォルムが素晴らしいです。

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お店の方に少しうかがうと、25年目くらいとのことでした。
他のレトロ喫茶や純喫茶ともちょっと違った楽しさ・美しさにあふれた「コーヒーショップ どる」さん、良いお店でした。コーヒーとトーストも美味しく頂きました。


大雲院 祇園閣(京の夏の旅 文化財特別公開)

2013-07-21 17:49:43 | 近代建築

今年も「京の夏の旅・文化財特別公開」が始まっています。

土曜日はそのうちの「大雲院 祇園閣」を訪れました。敷地外から眺めたことはありますが、見学は初めてです。時間の関係もあって、この日の探訪はここだけです。

「京の夏の旅・文化財特別公開」
  ◎昨年の記事はこちら
  ◎一昨年の記事はこちらなど

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天正15年(1587)、織田信長・信忠(のぶただ)父子の菩提を弔うために創建された寺院。大倉財閥創始者・大倉喜八郎の別邸の一部であった祇園閣(ぎおんかく)は、建築家・伊東忠太の設計による昭和初期の名建築として知られ、国の登録有形文化財となっています。高さ36mの三階建て、祇園祭の鉾をかたどった造りで、内部天井の十二支の装飾や、階段部の鬼(魑魅魍魎(ちみもうりょう))の照明など、独特の意匠が施されています。閣上からは東山の山並みや京都の町を一望することができます。
京都市観光協会のHPより~

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内部および上部からの写真撮影は禁止のため、写真は入口から少し見えている部分のみです。内部の天井・壁は敦煌莫高窟の壁画模写が描かれており、色彩鮮やかでした。

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さすがに上部からの眺めは素晴らしかったです。
また、構造的には下層及び基礎部分が鉄筋コンクリート造、中層以上が鉄骨鉄筋コンクリート造とのことですが、寺院建築風ながらも伊東忠太らしい奇想の建物らしさがよく表れていました。階段部では怪獣?が照明を抱えていましたし。

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京の夏の旅、祇園甲部歌舞練場庭園などにも行ってみたいものです。


谷町9丁目~6丁目 雲雷寺、大阪府社会福祉会館、NEXT21 他

2013-07-20 01:22:53 | 近代建築

木・金と谷町7丁目で管工事関係の講習会に参加しました。
その会場になったのが「大阪府社会福祉会館」で、この建物は窓部がすべて張り出した特徴的なフォルムです。ここで講習会を受けるのは2回目でしょうか。良い天気となったので写真をパチリ。

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なんだか一つ一つの窓がスマホに見えるのが面白いです。

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このビルの隣はレストラン(イタリアンがメインの模様)で、レトロな建物を使われていて味わいがあります。

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ディーテールの写真は以前に撮ったものです。このときはまだレストランになっていなかったようです。

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徒歩数分のところにある「雲雷寺」です。塔と鐘楼がユニークなのですが、境内を工事中のようでした。

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下の写真は昨年撮ったものです。

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近くのお寺は美しく刈り込まれた蘇鉄などが見事でした。

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講習会終了後、少し足を伸ばして清水谷にある「NEXT21」を見に行きました。これは大阪ガスが取り組んでいる省エネ・省資源の実験集合住宅(環境共生集合住宅)で、実際に社員の家族の方が住んでおられます。いわゆるスケルトンインフィルで、構造と間取りが分離されており、間取りの変更などが容易だそうです。

右側の建物にも気を惹かれるのですが、こちらもマンションでしょうか?いや、オフィス系かも。水平線と丸みが印象的です。

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樹木が多く、小さな池もあって、ビオトープとなっているようです。

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居住実験は今年から第4フェーズとのこと。

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北西角からの眺めです。
ひゃーっ、美しくカッコイイ!
ジブリ映画のような雰囲気もありますね。

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外壁は鋼板系でしょうか。
西日を受けて虹色に輝いています。

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こんなところに住んでみたい。。。


明星高校、初戦(2回戦)を大逆転で突破

2013-07-15 11:04:33 | スポーツ

夏の高校野球大阪府予選、とある理由で応援している明星高校が初戦(2回戦)を大逆転で突破しました。
以下、応援の様子も含めて雰囲気写真中心にアップしました。

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9時試合開始。エースのK君はテンポ良く投げ込んでいきます。いきなり先頭打者に2塁打を打たれましたが、見事なサインプレーでランナーをけん制で刺しました。

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5回終了時点での得点・安打数は写真の通りで、明星は点差以上の超劣勢でした。早打ちが目立った打線はポップフライも多く、点が入る予感は全くなし。一方のかわち野の打線は振りが鋭く、背の高い1番(センター)やパワーのありそうな5番(サード)の選手は見ていていかにも打ちそうで怖かったです。かわち野は明星K君の投球テンポが丁度合ったのか、ここまでに2塁打を4本くらい放ったと思います。が、そこを明星は牽制刺殺(計2回)や捕手の盗塁刺殺、ダブルプレーなどで何とかしのいでいました。外野守備は大飛球の追いかけ方や内野への返球にやや難ありかなとも思いましたが、これは素人考えかもしれません。

6回からかわち野はエースナンバー1番をつけたサウスポーのエースにスイッチ。結果的に明星にとってもこれでリズムが変わったのか、ヒットが出だしました。

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この日は授業があったためか、応援団は野球部員・応援団員2名(男子校らしい学ラン姿)・家族の方が中心で、人数的にはやや少な目でした。ですが、「これから始まる明星の攻撃 何点入るか分からない~ 1点・2点・3点・4点・・・・」というおなじみの応援歌(「アルプス一万尺」の替え歌)も何度か飛出し、終始熱心な応援が続きました。

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これは4-4の同点に追いついたときの応援団の歓喜だったでしょうか。間違っていたらスミマセン。

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レフトオーバーの大飛球です(3塁打)。ランナーは本塁へ。

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試合は終盤大きく動き、勢いが出て3塁打2本も飛び出した明星が9回表についに5-4と逆転に成功しました。1塁側スタンドは大いに沸きます。

終盤のK君の力投です。

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終盤に逆転されたかわち野は、最後は焦りが出たのでしょうか。粘りが出ずに9回裏も3者凡退でついにゲームセット。明星が大逆転勝利をものにしました。

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最終結果です。途中はスクイズをうまく外したと思ったら暴投になったり、タイムリーエラーが出たりというプレーもありましたが、5回の時点(得点:0-2、安打数:1-7)からよくぞここまで盛り返したものです。最後まであきらめないことの大切さ、素晴らしさを選手たちが教えてくれました。また、それらは熱心な応援が生み出したものとも言えますね。高校野球ならではの大逆転劇でした。

この試合、本塁打こそありませんでしたが、両校合わせて3塁打2本、2塁打8本とヒットの半数が長打で、グングン伸びていく大飛球の美しさ、1塁線・3塁線を破って全力疾走で次の塁を目指す必死の走りなどが感動的でした。

※本当は第2試合の三国丘vs上宮太子戦も見たかったのですが、
  京都で建築の講座があったため泣く泣く球場を後にしました。