ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

プラハ・ウィーン旅行記(第6日目-9~第7日目)

2008-09-04 22:46:59 | プラハ・ウィーン旅行記

プラハ・ウィーン旅行記もいよいよラストです。

ホーフブルク(王宮)です。皇妃エリザベートの生涯を紹介した「シシイ博物館」が有名なのですが、何度か前を通ったものの、今回は結局見学する時間がありませんでした。ショッピングタイムでは奥さまが某ブランドのバッグをご購入!

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最後の夕食は、確か「ミューラーバイスル」だったと思います。日本人客が多かったのがちと物足りなかったかな?私が頼んだのは、ハンガリーから伝わった料理で一種のビーフシチューであるグーラシュです。ウィーンのものはフィアカー・グーラシュと呼ばれ、目玉焼きとピクルスがのっているのが特徴らしいです。お味の方は、まあ見た目通りで(^_^;結構濃厚でした。

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まちかどの花屋さんです。海外では異空間にいるせいか、見るものすべてが美しく思えてしまいますね。
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「ホテル・インペリアル」(だったと思います)の夜景です。
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プラハ・ウィーン旅行の仕上げは、「カフェ・シュヴァルツェンベルク」です。ここはリンク通り沿いに初めてオープンしたカフェハウスとして知られています。

1979年に大々的なリニューアルがなされましたが、インテリアはあくまでも伝統を重んじて、すべての色調もウィーンならではのシックでおしゃれ感覚にあふれています(「ウィーンのカフェハウス」(田部井朋見)より)。正統派で美しく、大人向けのカフェですね。黒服のウェイターさんのふるまいもシックで落ち着いており、美味しいコーヒーを飲みながらウィーン最後の夜をゆっくりと楽しみました。

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実質5日間のプラハ・ウィーン旅行、朝早くから夜遅くまで歩いて歩いて、トラムや地下鉄に乗りまくって最後は二人ともヘトヘトでしたが、教会・城・宮殿・美術館・近代建築(アールヌーヴォー、アールデコ、世紀末建築を含む)・カフェ・音楽など歴史ある2つの古都の素晴らしさを存分に堪能しました。夢のような毎日やったなあ。。。ブログ記事のアップに約半年かかったこともあって、なーんか、1ケ月くらい回ってたような錯覚も起こします。機会があればまたヨーロッパに行くぞー!!

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プラハ・ウィーン旅行記(第6日目-8)

2008-09-03 23:34:00 | プラハ・ウィーン旅行記

第6日目も遂に-8に突入です。美術史博物館で至福の時間と空間を堪能した後は、シュテファン大聖堂にとって返し、近くのカフェ・ディグラスで遅めの昼食をとることにしました。

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ディグラスは庶民派カフェといった感じで、インテリアなどにあまり重厚さ・豪華さはありませんが、コーヒーカップをぶら下げたシャンデリアがユニークです。店内は結構賑やかでした。ここは料理のメニューが充実していることでも有名です。しかし、写真からすると、ソーセージ、ポテト&玉ネギ、サラダといったシンプルなメニューを選んだみたいです。傑作だったのは、メニューを見てパンを頼んだら6コくらい入ったカゴが運ばれてきて、かなりあるけど安いんやなあと思って全部食べたら、実は欲しいものだけ食べてその料金を払うシステムだったようで、パン代が思ったよりも高くついたことです。まあ、パンなので大した金額ではなかったですけどね。

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昼食後は世紀末建築の分離派会館(ヨーゼフ・マリア・オルブリヒ)へ。黄金キャベツ(?)で有名な建物ですが、全景写真を1、2枚撮ったら観光バスがだーっと駐車して前をふさがれてしまい、ガッカリでした。全体的には、思っていたよりも小ぶりな建物です。しかし、細部装飾には世紀末&ゼツェッシオン(セセッション)の香りムンムンでした。実質的に最終日のこの日は、お土産(&ブランドもの?)などのショッピングタイムをとらねばならないため、分離派会館は外観を眺めるに留まりました。地下にあるクリムトの壁画「ベートーヴェン・フリーズ」も見たかったのですが、建築探訪で妻をかなり引っ張り回しましたね。

さあ、この旅行記もあと1回で終わるかな?

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プラハ・ウィーン旅行記(第6日目-5)

2008-08-30 21:12:02 | プラハ・ウィーン旅行記

依然6日目で、しかもまだ午前10時30分です(^_^;

天気が良く観光客で賑わうシュテファン大聖堂前からグラーベン方面を望みます。リング内はとにかく至る所に歴史的建造物があるため、写真を撮っても撮ってもきりがありません。出るのはため息ばかりです。

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フォルクス劇場です。 小ぶりですが端正な表情をしています。

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次はこれもウィーン観光の隠れた目玉、美術史博物館を目指します。マリア・テレジア像を挟んで美術史博物館と自然史博物館という外観が同じ2つの建物が向かい合って建っているのですが、美術史博物館の方は完全に逆光だったので、写真は自然史博物館です。

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美術史博物館入り口。巨大な扉です。
人はそこに開けられた小さな扉から入ります。

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美術史博物館はパリのルーヴルやマドリッドのプラドと並ぶヨーロッパでも屈指の美術館で、ブリューゲルやヴェラスケスをはじめとするハプスブルク家の膨大なコレクションが所蔵されています。当然、絵画が最大の目玉なのですが、建築ファンの私としては建築の素晴らしさに圧倒されました。玄関ホールに足を踏み入れた途端に目に飛び込んでくる、1階天井ドームの細部装飾、華麗にしてドラマチックな中央階段、黒大理石の柱と金の装飾、凄い・・・凄すぎます。いやあ、もうここだけで陶然としました。そして物語はまだまだ続くのであった。。。

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プラハ・ウィーン旅行記(第6日目-4)

2008-08-29 23:30:33 | プラハ・ウィーン旅行記

ウィーン観光の中心地、シュテファン寺院(シュテファン大聖堂)です。

同じゴシック様式であるプラハの聖ヴィート大聖堂と似ていますが、こちらの方がより規模が大きく、内部の装飾も細かいと思います。聖堂内は大きすぎてフラッシュの光が届かず、写真では壮大さが全く表現されていませんでした。

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側廊にあるステンドグラスはシンプルな長方形のデザインで、薄い色がついています。ゴテゴテした(?)ステンドグラスが多い中でとても爽やかに感じましたが、昔からこうだったのでしょうか。ただ、インパクトと感動はプラハ城のミュシャのステンドグラスが圧倒的でしたね。

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塔の上部に上がれると聞いていたので、最初、聖堂内から何気なくエレベータで北塔に登ったら(支払いは何と上昇中のエレベータの中!)、実はこちらは低い方でした。間違ったことを妻に叱られる・・・。しかし、外に出ることができて気持ち良かったですし、モザイク屋根も間近で見ることができたのは収穫でした。

シュテファン寺院に来て137mの高さを誇る南塔に登らない訳にはいきません。南塔は上部を修復工事中のようでしたが、いったん外に出てから入り口を発見。こちらにはエレベータはありません。石の螺旋階段をグルグル回りながら上るのですが、いやー、きつかったです。帰りにすれ違った子供達も悲鳴を上げていましたから。そして上り切ったところは展望台になっており、ウィーン市内を一望することができました。天気もいいし、”絶景かな絶景かな”。遙か彼方に雪を抱いた山が見えたのも感激ものでした。ただし、かなりの高所なので眺望はガラス越しです。

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プラハ・ウィーン旅行記(第6日目-3)

2008-08-28 23:02:28 | プラハ・ウィーン旅行記

数々のシリーズ記事が中断していますが(そもそも幾つあったか覚えていない(^_^;)、それでも続けられるフレキシブルさがブログの特徴の1つとも言えますね。まあ、これは長所とも短所ともとれますが。

そこで・・・・・・3ケ月ぶりにプラハ・ウィーン旅行記の続きです。我が家で2008年のビッグイベントの一つであったので、これだけでも何とかケリをつけなくちゃ!

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「マジョリカ・ハウス」 「メダイヨン・マンション(メダイヨン・アパート)」を堪能した後に目指したのは「郵便貯金局」(オットー・ヴァーグナー作)です。

まずは、建物上部の両端にある一対のアルミニウムの天使像と輪っかの中から飛び出た足?が目を引きます。ボルトで固定された外壁の白大理石板は、多数のボルトの頭自体がリズミカルな陰影となって見事なデザインです。そして、内部には広々とした気持ちの良い空間が広がっていました。鉄骨とガラスでアーチが作られた天井・ガラスブロックの床は明るく軽やかな感じがします。やはりアルミニウム製の暖房噴出し口、照明に柱や椅子までもが超カッコイイです。鉄・アルミニウム・ガラスなどの新素材を用い、様式を超えた斬新さは超感動ものです。これが約100年前に建てられたとは!最近の建物よりも先鋭的で、しかし美しさを兼ね備えた名作中の名作と言えますね。

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「アンカー時計」 思っていたより地味でした。

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