国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
野党保守政治家は私利私欲を捨て大道に
「沖縄内なる民主主義5」(A4版・60ページ)発売中。
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目次
〇沖縄の狂った話1・・・琉球民族主義は民族差別主義だ
〇沖縄の狂った話2・・・米軍がいるから戦争に巻き込まれるは妄想
〇ブログ
「狼魔人日記」より・・・末松氏大敗の意味
〇彼女は慰安婦ではない 違法 少女売春婦だ2
〇「狼魔人日記」河野談話撤回の好機!
〇「狼魔人日記」と「沖縄に内なる民主主義はあるか」は島袋氏を応援したけれど
〇名護市民は「県外移設」が不可能であることを証明した
〇ブログ
沖縄に内なる民主主義はあるか 沖縄の識者の腐敗
「県民金で転ばぬ」というが
〇軍命令はなかったのに なぜ集団自決は起こったのか
〇特別寄稿・ドキュメント
集団自決を追って 星雅彦(作家)
〇バーデスの五日間
裏表紙です。名護市街地は辺野古から10km離れています。しかも、間には山があります。
辺野古が安全であり、普天間基地がいかに危険であるかは写真を見れば一目瞭然です。
この事実を多くの人に知ってもらいたいと思って、このような裏表紙にしました。
買わなくてもいいから、裏表紙を見てほしい。
この三つの写真を見ても、辺野古移設に反対するのは「命どぅ宝」の精神が欠けている証拠です。
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野党保守政治家は私利私欲を捨て大道に
維新分党、“踏み絵”で事情浮き彫り…大阪系→石原新党のサプライズも
議員に迫られた“踏み絵”が党内での立ち位置を浮き彫りにした。日本維新の会の分党に伴い、石原慎太郎、橋下徹両共同代表のどちら側に参加するか5日、態度を表明した国会議員団。橋下氏の盟友や橋下氏率いる大阪維新の会の立ち上げメンバーの一部が石原新党に流れるサプライズがある一方、その逆パターンや無所属を選択した議員も。背景には思想信条の違いや維新執行部に対する不満など、それぞれの事情があるようだ。
■大阪維新メンバーも
「個人の判断ですから仕方ないんじゃないですか」
同日、橋下氏は大阪市役所での記者会見で、かつての同志の離反について記者団から感想を求められ、淡々と語った。
大阪維新所属の大阪府議から国政に転出した西野弘一衆院議員(45)=大阪13区=のことだ。西野氏は石原新党を選択した理由について「(橋下新党が合流を目指す)結いの党と思想信条が全く違い、一緒に政治はできない」と強調し、橋下氏との確執は否定した。
西野氏は「今後も大阪都構想に協力していきたい」と話すが、ある国会議員は「維新のガバナンス(統治)のなさにうんざりしているのではないか」との見立てだ。
■「古色蒼然人事」
橋下氏の盟友も離れた。大阪府市特別顧問を務め、橋下氏のブレーンとして活動していた中田宏衆院議員(49)=比例北陸信越=も石原新党を選択。中田氏は4日、「維新の欠点は大阪的思いつき運営と、『たちあがれ日本』的古(こ)色(しょく)蒼(そう)然(ぜん)人事だ」と執行部を批判。「石原新党がここを克服できる可能性を見いだしている」と語った。
また、いずれにも属さない道を選んだ議員も。5日、自身のブログで、今後無所属として活動することを表明した林原由佳衆院議員(38)=比例近畿=は、維新政治塾の元塾生。「分党という党の根幹に関わる事項を極めて短期間に2人の党代表の話し合いだけで決めてしまうのはおかしい」と批判し、「適切な意思決定手続きを行えない党に属することはできない」と決別宣言した。
■新党運営厳しく
一方、石原氏に近いとされていた議員が橋下氏側につくパターンも。国会議員団政調会長の片山虎之助参院議員(78)=比例=は、石原氏が率いていた旧太陽の党のメンバーだったが、橋下新党への参加を表明。5日の会見では「責任者として、参院で結いと組んだ統一会派を拡充させたい」と説明した。
橋下氏は自身の新党を選択した37人について「非常にピュアな顔つきが揃っている」と胸を張ったが、約7割が1年生議員。ある国会議員は「これまで旧太陽系に頼ってきた国会対応などがおぼつかなくなる」と語り、新党運営が厳しくなるとの見通しを示した。
産経新聞 6月6日(金)8時45分配信
維新の会が分党した。残念である。原因は維新の党と合流しようとしている結の党と石原氏の憲法改正への主張が違ったからだった。自主憲法にこだわる石原氏と現憲法の改正を主張する江田氏が一歩も引かないために石原氏が分党を決断した。
二人は保守の二大政党づくりよりも個的な政治理念にこだわった。自主憲法にしろ憲法改正にしろ、国会議員の三分の二の賛成があり、最終的には国民の判断に委ねるものである。
現憲法を破棄して新憲法をつくるのか部分改正をするのかを今の時点でこだわるのは自己中心主義でありナンセンスである。憲法を国民に委ねるのではなく自分で決めるのだという奢った考えが二人にはある。日本の政治を自分のリードで変えていくのだという過剰なリーダー意識が二人には強い。
現代民主主義の原理は多数決にある。国会議員の過半数が参加する政党をつくらない限り、政策を実現することはできないし、憲法改変となると国会議員の三分の二の賛成が必要だ。石原氏にしろ江田氏にしろ憲法問題で大きな渦の中には巻き込まれていくしかない。
いざとなれば自主憲法、部分改憲の二人の理念どころではなくなっていく。石原氏が部分改憲に妥協しなければならない状況になったり、江田氏が自主憲法に賛成する状況になったりするだろう。
石原氏と江田氏の実現したい憲法の内容に大差はないはずだ。
そのように考えると、二人の対立は些細なことである。自主憲法に固執する派と部分改憲に固執する派が対立して憲法改正ができない事態になればそれこそ愚かなことである。
今もっとも重要なことは保守の二大政党を目指すことである。そうであるのだから個の理念に固執するべきではない。政党の公約も緩くするべきだ。自主憲法と憲法部分改正を並記するくらいの度量がなければ二大政党の実現は困難だ。分党が当たり前になれば少数政党の氾濫になりかねない。そうなれば自民党政権が続き、次第に以前の派閥政治になっていく可能性がある。
維新の会の分党はショックだった。維新の会に結の党が参加すれば民主党からの参加者が増え、一気に二大政党の実現へと進むと思った。ところが石原氏と結の党の江田氏の主張が対立して維新の会が分党してしまった。
二大政党つくりが難しいことを露呈させたのが維新の会の分党だった。
二大政党が必要であることを私は慰安婦問題で痛切に感じる。
安倍政権は河野談話を踏襲すると言っているが、維新の会は河野談話を検証し、その結果河野談話が事実無根であればそれを破棄する考えだ。そこには保守政党同士の対立がある。しかし、少数政党である維新の会の考えは政治に反映されない。現在は保守の二つの意見があってもそれをぶつからせて国民が選択するような状況にはない。自民党の考えだけが政治に反映される。
安倍政権は慰安婦問題については韓国、米国の圧力に屈して河野談話を踏襲するといっている。それでは性奴隷を認めることになる。多くの国民は納得しないだろう。国民の選択ができる二大政党が必要だ。
石原氏と江田氏は個のこだわりを捨て、二大政党つくりを最優先してほしかった。
共産党と社民党が後退し、保守政党が増え、二大政党が現実的になったことは確実である。
二大政党にならないと、実質的には自民党独裁政治になってしまう。それでは駄目だ。保守野党は私利私欲を捨て大道につくべきだ。
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