Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

憂国忌~取り上げるメディアの勇気

2016-11-27 20:24:23 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!一昨日から、年に何度か参る、新潟磐越への行程の為、暫く当地を留守にしておりました。今夕帰り、この記事を綴っている次第。

一昨日の事で恐縮だが、11/25は作家 三島由紀夫さんと同氏の生き方に共鳴された国粋運動家 森田必勝(もりた・まさかつ)さんが、東京・市ヶ谷の陸自駐屯地にて自刃を遂げられた日であります。大いなる衝撃の行為に、賛否両論はあろうが、同日の全国紙 NK新聞が、そのコラム欄にて正面から取り上げていたので、以下引用して、拙者なりに考えてみたく思います。

「春秋」

「僕は、コスモポリタン(世界市民)にだけは絶対になりたくない」 外国語が話せても原書は読めない。日本の伝統文化を知らない。古典も読まない。それで国際的と言えるのか。外国ではそんな日本人はバカにされる。三島由紀夫は、有吉佐和子との本紙の対談で嘆いた。

ほぼ二年後の1970=昭和45年11/25。三島は陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で、クーデターを呼びかけた。「ここで立ち上がらなければ、諸君は永久にアメリカの軍隊になるんだぞ」 訴えがどこまで本気だったか。決起を憲法改正に結びつけるという破天荒な筋書きだった。演説はむなしく響いただけで、衝撃的な最期を遂げる。

当時は、冷戦が激しくなり、ベトナム反戦や日米安保条約への反対などで学生の反乱が起きていた。デモや争乱も相次いだ。一方で、高度成長がもたらした豊かな社会があった。三島は日本人が伝統文化を捨てて、西洋化し、堕落していると考えた。その根本原因に憲法解釈のゆがみがあるとみて、改正草案も作っていた。

冷戦が終わり世界は変わった。(日本)列島には北朝鮮のミサイルや中国の軍事力増強が迫る。トランプ(次期)政権誕生で、米国は日米同盟の見直しを求めそうだ。同盟が揺らげば隙ができる。三島が願った改憲議論もようやく始まったが、改憲と護憲の論争は相変わらずだ。環境変化にどう対応するのか。いまの日本人が問われている。(引用ここまで)

この記事を、皆様はどうお思いになりますか?極言すれば、70年1日進化のない、思考停止同然の憲法論議に向け、真実を言い当てている様にも思われる。連立与党の公明、健全野党の日本維新の会、日本のこころを大切にする党以外の四野党と、多くの憲法学者と日本弁護士連合会執行部派の法曹家多数が、正面からの健全な憲法論議には消極的だ。特に、日共、社民の両党は、改憲へ向けた議論さえ認めない、話にもならぬ不良姿勢。最早取り合う必要もなさそうだ。憲法学者多数と日弁連執行部派も「現憲法は人類の理想」などとして、前述の二政党と大差ない言動を繰り返す。あのね、この「人類の理想」てのは、欧米だけを向いた「偏向の理想」であって、全人類の四人に一人が信仰するイスラム教史観や、アジア・アフリカの価値基準に立脚したものではない訳。我々は、そこの所を正確に見極め、勘違いしない様努力と用心をしなければならないって事ですよ。

三島由紀夫さんのご行動は、勿論全てが称賛できるものではないけれど、高度成長の頃の我国の「その後」が、正に現在みたいな「堕落と混迷」に嵌る事を看破されていた所は、くれぐれも敬愛されなければならないと強く思う次第。そこの所を、残された我々は大いに尊重し、狂いの少ない「これから」に繋げて行く使命があるのでは?と愚考する次第。それにしても、左傾した危うさを糾そうともせず、日共の籠絡にされるがままになっている民進の体たらくには、ただただ呆れるばかり。自身も二重国籍疑惑を抱える蓮舫代表がどうあがいても、「対案より廃案」の不良体質から抜け出す事は叶うまい。とりあえずは与党連立に政権を委ねるをよしとするも、本当に、我々日本人が自立、独立とは何かを真摯に考え続けないと、そのツケは必ず悪い形で回って来る様に思いますね。三島さんらの軌跡を正面から取り上げた、NK新聞の勇気も称えたいものだ。

今回画像は、つい昨日捉えた、福島・西会津の初冬の様子。この地方の特色たる「蔵」建築と、たわわに実った柿の共演が絶妙。そこへ「主役はここにもいるぜ!」と言わんばかりに、狼煙を上げた蒸機も参上。この三者の共演を目撃して、今回記事を思い立った次第であります。

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横浜の 原発いじめ事件の背景... | トップ | JA全農は変われるか »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ココ)
2016-11-27 22:07:55
もうお尻に火がつきそうになっていても 何にも感じていないような今の日本の状態

それでも沖縄では アホみたいなことをやってる現実

私、正直言ってもう半分諦め気分です。なんか日本の未来に期待は持てなくなってきてて
せめて私の生きている間だけでも落ちぶれないで・・・
な~~んて自分中心、自分勝手な気持ちになってる今日この頃です。
日本は何処に 向かってるんでしょうかねぇ??

ある意味中国共産主義は良いですよねぇ~~簡単に 「禁韓令」が出せて それが実行できるんだから ・・・
返信する
ご見解感謝 (HAKASE(jnkt32))
2016-11-28 09:20:49
ココさん、今回もご見解を有難うございます。
マジ仰る通りで、周辺情勢が緊迫する中に置かれる我国
に、対応をする時間的な余裕はなくなって来ていると心得ます。
沖縄の一連の揉め事にしても「もうそんな場合じゃない」
と思いますね。
今のままでは期待が持てない状況も、お言葉通りで、
だからこそ、三島見解が再評価されるべきと、拙方なんかは思う訳でして。
中国共産主義も、仰る様な所ありますけど、やはり「ああはなたくない」ですねえ。嘆
まずは、お礼まで。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事