先進国首脳会議G7 伊勢志摩サミットも無事終了。経済政策を巡って行き違いもありはしたが、まあ有意義な会合ではあったろう。関連してだが、現職の合衆国大統領B・オバマ閣下の広島訪問も好い出来事だろう。謝罪の有無は、ここでは求めない事としたい。我国としても、先の大戦は明らかさまな侵略意図はなかったにせよ、結果として戦禍に加担し、各地にて相当な惨状を生じる事共に関わってしまい、その全てに謝罪した訳ではない。大体、国の尊厳を守る戦役に、謝罪云々を求める事自体相応しくないかも知れない。が、それにしても、核の行使がどれ位の惨劇を生じたかは、事実として周知を願いたい。その意味では有意義であったと言う事だろう。
議長を務めた安倍大臣にも一言労いの意を表したい。その上で、今後の法案審議や消費税の今後の扱い、尾を引きそうな沖縄の元米兵によるとされる女性不審死事件への対応、そして今夏の参院選などへの確かな対応をお願いしたいものだ。気象情報によると、今夏はこれまで以上の酷暑に見舞われる可能性があるとかで、健康安全面への留意も併せて願いたいのは勿論だが。
それにしても、政権与党に対する諸野党の姿勢は低級だ。それは、政党レベルのみならず、民間メディアにも通じる事。先日、丁度サミット開催のタイミングを狙った様に、与党に近い、保守系の有力な政治団体の芳しくない所ばかりを強調した様な書物が発刊され、新聞紙上などで話題になった様だ。更に、左派寄りで定評のある週刊誌Kが、この書物とまんま同じ内容の特集記事をほぼ全部を割いて載せていた。言論・表現の自由の手前、何を書くかはそれは著者の自由かもだが、それにしてもこの書物の著者と、週刊誌の編集者は能がない。書物の方は、対象にした政治団体から正確さに欠ける故、一時出版の差し止めを求められていた様だし、週刊誌は週刊誌で、その書物の冷静な書評でもするかと思いきや、あろう事かその著者と一緒になって、対象の政治団体を一方的に攻撃する姿勢に終始していた。執筆陣は、俺の敬愛する方々と立場こそ違え、一応は「一流」と言われる知識層の面々だが「それにつけても出来の悪さよ」と言う所。少しは前出の書物について、独自の見解を表すものだが、残念ながらそうした所は見られなかった。まあ低級なバヨクの情宣と同レベルと言う所だろう。
情宣と言えば、今朝のTV討論番組に、例の四野党幹部がつるんで出席していた。ご存じ、反安倍政権で烏合の連携をする「民進」「社民」「日共」「小沢生活」の各党だ。安倍大臣の、消費税再上方改定延期に絡み、当初公約に反するかどで、内閣不信任案提出を画策して寄り集まった形だが、こいつらの現状認識は全くの大外れだろう。岡田民進代表の「世界経済情勢は厳しくない。安倍政権の政策だけが国民に厳しい」とか志位日共委員長の「朝鮮半島情勢に、当面の脅威はない」まあどれも、聞いて呆れるその道のプロの認識には程遠い「口から出まかせ出放題」状態。お空(オカラ)さん、今の世界経済低迷の最大原因は、中国大陸の景気低迷なんだけど、貴方はそこの所から逃げる気ですか?恣意さん、若手政治組織「シールズ」は「志位るず」の別名で、若い世代に中国大陸や半島北部こそ正義みたいな情宣をしてるらしいけど、その半島北部こそ対日脅威なんですよ。そこからさんざ逃げ回って、良くまあぬけぬけと内閣不信任案なんぞ提出できますね。それに、恥知らずの小沢(汚沢)元民主代表が加わりゃ、そりゃ羞恥心なんか吹っ飛びますわな。「ただの倒閣運動」と揶揄したって、そりゃ聞く耳の一つもお持ちでない訳だ。こんな事は勿論、民意ではない。
と言う訳で、仮に内閣不信任案が提出されたって、我々は動じる必要などない。粛々と国会審議で否決するだけだ。もし万一、通過なんて事にでもなれば、その時は安倍大臣に、伝家の宝刀「衆参同日選挙」を行使願う事としよう。まあ国会も会期末となる来月は、政治のこうした所も見ものになると言う事だろう。今回画像は、過日 JR名古屋駅北詰で捉えた、長野へ向かう特急「ワイド・ビューしなの」の出発準備の模様。11年後のリニア中央新幹線開通に備え、名古屋駅は今も随所で改修が進行中。その一環もあって、現在はこの場所は一般立入が禁止され、撮影できなくなっています。渡辺貞夫さんの楽曲、今回は「ムズーリ(Mzuri)」です。下記アドより視聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ULN-aEnGcnc
久しぶりですね、ここにコメント入れるのは。当ブログは、失礼ながらもコメント欄を閉じて、
訪問者さんにコメントお断りをしているので、ハカセさんにもご無礼していたのですが、
本心はコメントは皆様と同じく大好きです。裏での意見のやり取りは、やはり寂しいものが
ありますね。時々は自分の意見も公開して、皆様にも目を通して欲しくなってしまいます。
私も時々ではありますが、コメントを『匿名希望者』ってことで入れさせてもらいます。
それとハカセさんの記事の内容は、私のもっとも苦手としている政治関係が多く、
コメントを入れるような知識も意見もありません。コメントを入れても貴記事に触れないことも
あるかと思いますが、ご容赦願います。
この前のハカセさんのご意見の『謝罪云々は、戦争だった事を考えれば無理があると
思います』という意見に賛成です。 人殺し合いの戦争に人道的とか非人道的などの
区別そのものがナンセンスで、戦争そのものを防ぐしかありません。戦争を防ぐために
核も必要悪かもしれません。日本人は直ぐにアメリカの原投下を非人道的と主張しますが、
そして確かに非人道的ですが、開戦宣言もせず、不意打ちの真珠湾爆撃を行った日本人が、
大戦中に原爆を持っていたらアメリカに落とすだろうことは誰でもが容易に想像できます。
そもそも開戦宣言をしないでの真珠湾爆撃とかアメリカには極めて非人道的な行いと
思ったに違いありません。それと日本のアメリカ人捕虜の残酷で非人道的な取扱い、
そんな日本人捕虜を経験したアメリカ人は、「オバマ大統領が広島を訪問したら、オバマは
我々から射殺されるだろう」とまで言っております。アメリカの原爆にしろ日本の相川事件
にしろ非人道的なことが平気で行われるのが戦争です。戦争で行ったことを責め合うより、
戦争をそのものを、どうにかして防ぐしかないと思います。
仰る様に、広島・長崎の原爆惨禍を初め、先の大戦関連
の謝罪の問題は大変難しく、安直に受け取れない所なん
ですが、その事を分る日本人は少ないと心得ます。
ただ、これもお言葉の様に、一番大切なのは「二度とあの
様な戦争を起こさない、起こさせない」事だと拙方も信じる
次第であります。
形の上では、その事はこれまでにさんざ主張されて来た
事ですが、これからは実効ある面でも具体的にどう戦争
を抑止するかが重視されると思うんです。
安倍政権は、安保関連法制整備でそこの具体化を図り
たいのは分りますが、どうも一部世論の理解が得られない状況ですね。
そこをどう乗り越えるかが、我々をも含めたこれからの
国民的課題の様に思います。まずはお礼まで。