コナサン、ミンバンワ!「梅雨中休み」が未だ続いている。どうも明日一杯はこの調子らしい。と、言う所で拙読物の夜の会合はまだ続く・・・。
4匹「これはこれは大黒様。お越し下さり有難うございます!」
偽!大黒「皆の者、お晩やな。ちょいと邪魔するぞ!」
海亀「大国主命様。本当にお久しゅうございます!」
偽!大黒「亀さん、こちらこそ久し振りや!元気で何よりぞ。」
他の3匹「我々も恐悦至極であります!」
偽!大黒「皆もご苦労や。若よ、母上のお具合はどや?」
若蟹「はい。お蔭様で今は小康を得ております。」
偽!大黒「うん。そらええな。しかし予断を許さんのも事実。何かあればすぐ知らせい!」
若蟹「恐れ入ってございます。その事で後程申し上げたい事がありまして・・・。」
偽!大黒「うん。その感じは後の方が良さそうやな。所でウサ公、今夜皆が話しとったのは、例の仕様もないエテ公の事だよなー。」
兎「いかにも!仰せの通りであります。」
偽!大黒「嫌われるのは承知やが、どうもその話、俺が絡んだ方が良さそうだ。そう思わんかい?」
4匹「嫌われるなんてとんでもない!大黒様のお力をお借りできるなんて有難き幸せですー!」
鮫「我々も努め、心がけます。何卒、宜しくお願い申し上げます!」
偽!大黒「よしゃ!解った。それじゃ初めにまず、お前らの知りたがっている情報を1つ教えて進ぜよう。」
若蟹「興ざめの様で恐縮ですが、それは奴の今の居所、ですか?」
偽!大黒「その通りよ。この港からちょいと南へ入った高台の辺りや。放置されてもう10年にはなる廃屋に住み着いて居る!」
兎「なるほど!そう言われればあの辺に、怪しげなボロ家がありますなあ。」
鮫「本当にあの野郎、 海のそばやと我々が集り易いから、意図的に避けとるのやろう。そう言う浅知恵だけはついとるのやな!」
亀「特に昼間は目立たない様にって魂胆だね。ずるいねぇ、全く。」
若蟹「本当に質が悪いですね。夜なんかはどうしてるんですか?」
偽!大黒「それは皆も想像つくだろう。専ら良からぬネタを相手に、自涜行為に励んどるのと違うか?」
兎「言葉にするのも憚られるが『オ○○~(不快用語の為、伏字です)、オ○○~、3度の飯よりオ○○~!』って所でしょうね。苦笑」
他の3匹「本当にもう、能なしそのものやねー!失笑」
鮫「そやけどこれからは暑くなる。気まぐれで海辺へ出てくる事ってないのかな?」
偽!大黒「鮫どんも良い所突くなー。海か、そうかー・・・。」
若蟹「大黒様。海で何かお気づきの事でもありましたか?」
偽!大黒「うん。ちょいと引っかかる事があってな。だがそれは、急いで対応する事やない。どや、今夜はもう遅い。俺はこれから若の母上を見舞いに行く。続きは明日か明後日にでも。」
3匹「そうですね。我々も明日がありますから。」
若蟹「大黒様。では今夜は宜しくお願い致します。」
偽!大黒「よしゃ!次回日時は俺がウサ公に連絡する。必ずお前から全員に配信してくれ。」
兎「心得ました!」
偽!大黒「じゃあ若、今夜は宜しく。皆お疲れ!」 4匹「お疲れ様でした!」
以下次回。本稿はフィクションです。