Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「反対だけ人間」の軽薄

2016-05-18 11:45:33 | 社会・経済

今年上半期最大の国家的行事、先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」まで後ほぼ一週間となった。当地愛知でも、それに対応すべく、警備強化などが始められ、既に一部の鉄道駅などでは、テロ行為対策としての、コイン・ロッカー使用一時停止や、ゴミ入れの一時撤去などが進められている様だ。

いつ生じるか分らない、爆発物などを用いた殺傷を伴う恐れある暴力行為に対応した当然の措置であり、恐縮ではあるが、遠方の旅行客各位には、期間中相応の不便と忍耐を願う他ないと言う事だろう。勿論、事前に十分な周知を行う事も必要だが、既に色んな危機的状況を経験している外国よりの旅行客には、言葉の壁さえ乗り越えられればすんなり理解を得られるのではとも心得る。

この様な状況下、劇作家で演出家でもあった、蜷川幸雄さんが逝去された。俺は余り舞台劇とは縁がないのでこちらも恐縮だが、常に質の高い舞台を厳しい姿勢で追求されていたと聞く。我国を代表する文化功労者を失った事はやはり痛恨事であり、この場を借りて一言弔意を表したい。

さて本題。来週の伊勢志摩サミットはご存じの国家行事として国民的にも認知されているはずだが、それでも少数の反対意見があるらしい。先日の地元紙 C新聞上で紹介されていたのだが、反対勢力の言い分として、具体的な国会承認を受けていないので「民主主義の否定」だと言うのだ。まあ短絡と言うか、異常思考と言うかって所だろう。

この連中、果たして民主主義と言っても「直接民主制」と「間接民主制」の違いが分かっているのだろうか。「直接民主制を否定」と言うならまだしも筋としては通っている。しかしながら、一国の意思決定のあり様としては、主権者国民が国政選挙にて信任した代議員が、国会にての多数決で進める間接民主制が最も国情に合っていると言え、これは現行の国家最高法規 日本国憲法でも認められているはずだ。サミット反対勢力は、この間接民主制が合憲である事さえ理解しない程不勉強なのだろうか。その事を分っていての「反対」の主張なら、明白な憲法違反であり、極左やイスラム過激勢力の暴言と大差ないと思うがどうだろう。

過日も記し、これはこれからも何度も繰り返し理解把握をしなければとも思う所だが、こうした過激な主張の先頭に立つインテリ層は「現実を無視しても、自らの言説を、絶対の正義と見做す傾向が強い」そうだ。この、自身及び自勢力の誤りや不適切に決して踏み込もうとしない「絶対無謬(ぜったいむびゅう)」の頑迷思考は、特に共産主義の実力者で目立つそうだ。まあ「中国大陸」や「半島北部」の実態を見ていれば分る事とは思うのだが、そこから邪推するに、サミット反対勢力は、不参加国たるロシアや中国大陸、半島北部の回し者共の様にも見える。つまり、尤もらしい反対意見を装った、政治思想的狙いのある情宣 プロパガンダではないかと言う事だ。

こうした動きは、昨年来、安全保障関連法制への反対言動などにも表れているのはご存じの通り。これも「ただの反対」の裏側は、安保法制反対勢力を利する為の情宣行動と見て良いだろう。複数の民進党や日共幹部などより、「最早安倍政権は、野党勢力を批判するしか能がない」様な発言があったそうだが、当を得ていないのは明らかだ。「ただの反対」しかできないのは野党勢力の側なのに、何をか言わんやとの趣があろう。

知識層や報道の言動もお粗末だ。大体、こんな低レベルの言動を、社会の公器たる新聞で取り上げる価値があったのか?俺には疑問だ。

低俗な所で再々恐縮だが、世の中には未だに、夜の歓楽につきものの性風俗や、18禁画像でお馴染みのAVメディアを抹殺すべきとの過激意見が存在する様なんだと。俺は思ったのだが、こうした見解は戦後何度も繰り返されながら、結局現実のあり様を克服できず萎んで行ったと言う事を、これ又何度も繰り返しているのだ。これはとりも直さず、発言者が歴史から何も学んでいない事を意味する。もし現実に実行しようものなら、それらの産業は一斉に地下化して、闇流通や裏風俗と化し、ユーザーとの間でより危険な取引などが増えるだけではないのか。それなら現状の、警察や経産など各省庁の一定の管理監視下で、できるだけ健全な運営を図って存続させた方が余程国益にも叶うと言うもの。清教徒的インテリ連中は、こうした思考がからきしダメらしい。ここの所ではつまり、一般国民市民より「アホ」と言う所なのかも知れない。

とに角「専門家だから、偉い人だから何でも従えば良い」のは間違いだ。我々は、専門知識層の言動であっても、自らの知性と思考を一定磨き、主体的に判断ができる様努めるべきと言う事だろう。又その事が、我国の民度を底上げし、これからの国益にも叶うと言う事なのだろう。

今回画像は少し前、当地のJR名古屋駅にて一服する東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の模様。先日は、新幹線列車内にても刃傷事件が生じ、駅構内共々、より一層の保安強化が課題として浮かび上がっている所です。渡辺貞夫さんの今回楽曲は「All the things You are」。下記URLよりお聴き頂けます。

https://www.youtube.com/watch?v=ygj_YEX-S8Y


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