Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

我国に、自国の水道水を守る気概はあるか

2024-06-26 19:25:44 | 社会・経済
我々日本人が、日々世話になる水道水。世界的にも稀(まれ)な「水道水を直に飲める国」として、その水の高質は末永く受け継がれなければならぬものと心得る。

然るに 先日の公共N局の TV番組にて、一部地域ながら水道水中の発癌(がん)物資が国の基準値を上回る所が露見したのは遺憾。その多くは 水源地近辺にての有害廃棄物の管理処理不適切による所が大きい様だ。

前述検出は「氷山の一角」との見方もある様で、事実なら国レベルの早急な調査と全貌(ぜんぼう)把握、保全の為の強い対策推進が求められる所。以下 昨日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「(化合物)PFAS の健康影響否定できず 食品委、発がん性『証拠限定的』」

内閣府の食品安全委員会は 6/25、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS) の健康影響について、国として初となる評価書を決定した。

出生時の体重低下やワクチン接種後の抗体低下との関連は「否定できない」とした。健康影響に関する知見はまだ少なく、発がん性については「証拠は限定的」と評価するにとどめた。

環境省は この評価書や、現在進めている水道水の全国調査の結果も踏まえ、代表的な ベルフルオロオクタン酸(PFOA)と ベルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) の合計で 1L 当たり 50ナノg としている水道水や河川の暫定目標値の見直しを議論する。

人が 1日に摂取する許容量は (前述) 2物質について それぞれ体重 1kg当たり 20ナノg(ナノは 10億分の 1)とした。

健康影響を巡り、米国の学術機関は PFAS 7種類の合計が 血液中で 1mL当たり 20ナノg を超えると(発がんなどの)リスクが増すと指摘。世界保健機関(WHO) 傘下の研究機関は PFOAの発がん性評価を引き上げ、4段階中で最も高い「発がん性がある」グループに分類した。(引用ここまで)

PFASの全体的影響については 環境省の水道水全国調査の結果を待たなければならない所もあろうが、前述の様に 既に一部の地域では基準値を超える値が見られる所もある。そうした所だけでも、水源地や取水地の近くで PFASを含む有害物質の管理処理が厳正に行われているかの精査に着手してもよいのではないか。

考えたくはないが、水道水の安全にも関わる水源地、取水地近くで PFASを含む有害物質が不適切に放置される様なケースもゼロではないのではないか。必要なら法整備を進め、不良行為は取締り、検挙や摘発を可能にする体制を整えなければならないと考えるのは、拙者だけではあるまい。

又今回 場所の特定は控えるが、某都市部に近い 米合衆国軍の用地近くでこうした PFASを含む芳しからぬ物資が基準値を超えて認められたケースもある由。米軍活動との因果関係が明らかになれば、我国政府は勇気と信念を持って 対米善処を強く迫るべきであろう。

歴代政権もそうだったかもだが、岸田現政権もそうした気概を有するか?些か疑問ではあるが、事は我々日本人の「命の安全」にも関わるのだ。現状はあくまで「もしも」だが、そうした出方ができてこその我国安全保障ではないのか。

今回画像も振り返り恐縮。先年春に訪れた、岐阜・長野県境近くの 我らが木曽の流れの様子を。通る線路は JR中央本線。この上流・長野県内に我々愛知県民の水源が多くありまして。以下に 関連記事をリンク致します。「環境省 PFAS他資料」https://www.env.go.jp/content/000150400.pdf
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