Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

アジア安保会議の日中対話は、やはり「抑止の備え」を持った上で

2024-06-01 22:06:45 | 国際・政治
2024=令和 6年 6月も、拙ブログを宜しくお願い致します。先月下旬来の風邪が長引き、まだ本調子とは参らないので 引き続き短めの所はご理解を賜れればとも思う所。

それにしても、少し前までなら 風邪レベルの事は「風邪薬を飲んで 1日 2日 安静にしておれば良い」レベルで済んだかもだが、どうもこれからはその位では済まされない様だ。

この 3年間に亘る 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍の教訓を少しでも活きたものにすべく、これまでも続けてきた毎日検温の習慣を維持しながら、少しでも熱などに異常を感じたら 躊躇わず発熱外来を予約の上、適切な診断を仰ぐのが最善という事だろう。これは又 これから流行の可能性ある、未知の感染症に対しても 一定の備えにはなるかも知れない。

本題です。こうした感染症への備えと「当たらずと雖(いえど)も遠からじ」の感あるのが 外交安保に関する事共だろう。先月は、山上信吾・前駐豪大使の著作「中国『戦浪外交』と闘う」を拝読。

少しは対中外交の困難さを感じられたものだが、折しも東南ア・シンガポール国にては アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)が進行中で、日中両国の防衛相会談も持たれた由。以下 今日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「木原防衛相、中国に懸念伝達 日本周辺での活動巡り」

木原 稔・防衛相は 6/1、訪問先のシンガポールで 中国の 董(どん)軍・国防相と会談した。中国軍による 日本周辺での活動活発化に対する懸念を伝達。

防衛当局間の議論を重ねることが重要だとの考えも示した。日中防衛相会談は 昨年 6月以来で、それ以降にそれぞれ就任した 木原、董両氏の間では初めて。

会談冒頭、木原氏は「日中間には(沖縄県の)尖閣諸島を含む東シナ海情勢、わが国周辺における知友語句側の軍事活動の活発化など 安全保障上多くの懸念が存在している」と指摘。「こうした懸念があるからこそ 防衛当局間で率直な議論を重ねる」と強調した。

董氏は「双方の防衛当局は努力を尽くし、互いに協力のパートナーであり 脅威にならないとの政治的コンセンサスを具体的な政策と行動に移すべきだ」と述べた。

木原氏は、北朝鮮による 相次ぐ弾道ミサイル発射についても意見交換したい考えだ。日中両政府は昨年 5月、防衛当局幹部間を直結するホットラインの運用を始めた。両氏は 引き続き適切な運用を申し合わせ、自衛隊と中国(中共)軍の間を含め 対話や交流を推進する。(引用ここまで)

木原大臣の、董大臣との引き続いての意見交換自体は理解する。その上で、やはりどこぞの元総理や都道府県知事が陥った様な「対話だけ」の構えではならないのも、木原大臣も百もご存知だろう。

対する中国大陸側も、大きく事を荒立てたくないとの想いは一定あるだろうが、これからもあり得よう台湾危機に際し どの様な出方をするかは分からない。

先般の 最近の台湾近海の軍事演習ではなかった様だが、それ以前の同様の演習については、北鮮張りに 弾道ミサイルの一部が我国排他的経済水域 EEZに到達してもいる。

中国大陸の軍事的脅威は 何も対日面に留まらず、他の東南ア諸国や諸地域にも及ぶのは既報だろう。最も目立つのは フィリピン国への脅威ではないか。

既に海保レベルを含め、我国からも船舶供与など対比支援が進んではいる様だが、中国大陸の脅威が収まらない様なら、更に支援を積み増す方向も検討されるべき。同時に 次に脅威となる可能性ある東南アの諸国や諸地域への対応も、平時の今から議論や検討がされるべきだろう。

拙者は、対中対話が全て無駄と主張するのではない。今回木原大臣が董大臣と持った様な会談や対話は、必要に応じ行われて良いが、それはあくまで抑止というもう一方が担保された上で行われるべきという事だ。

復習にもなるが「対話と抑止は外交の両輪」という事。そこの所はくれぐれも重んじられる事を、強く望みたい。今回画像も振り返り恐縮。今年もその時季を迎えたが、先年同時期に捉えた 当地北郊・一宮市内にての田植え済の田園の様子を。通る線路は JR東海道本線。
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