Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新型肺炎流行下でも増大する 沖縄・尖閣海域の脅威を復習する

2020-08-03 21:26:34 | 国際・政治

政府与党の失策もあって 依然流行度合が高止まりしている中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の脅威については、臨時国会開会要求の議題でもある所謂「特措法改正」など より強制力ある法的措置を初めとする強気の対策が望まれるが、政府与党がどの位本気で取り組むかは不透明だ。野党の臨時国会開会を促す自体は分かりもするが、そうである以上は臨時国会の討議を新型感染症関連に絞り込む姿勢も必要だろう。平時の様に、政府与党の落度の追及や指弾だけに終始する様ではダメで、先日会った親族の一人も、騒擾的な野党姿勢について「あんなものは、犬でも食わない」と吐き捨てる様に反応していた。全くその通りだろう。

本題です。その新型感染症を一応は押さえ込んだとする中国大陸。かねて行ってきた我国領海侵犯を含む、沖縄・尖閣近海への公船出入りをより頻繁に行っている様だ。所謂接続水域への出入りは連続で 100日超。先日などは、大量の中国大陸籍漁船の尖閣水域出入りを宣告し、我国側の取締り行為を認めぬなどと挑発的姿勢を示してきたとか。更に中国人民海軍との連携も深め、一段と対日脅威を強めるつもりの様だ。以下、某ネット記事を引用して みて参ろうと思う。

「尖閣領海侵入時にミサイル艇連動 中国軍が海警局と連動」

中国(大陸)海警局の巡視船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領海に侵入する際、中国海軍のミサイル艇が巡視船に連動して台湾付近に展開していることが 8/1 分かった。4/14 から 8/1 まで 110日連続で巡視船が尖閣周辺を航行した期間にも同様の動きがあり、中国(大陸)本土ではミサイル部隊が展開していることも判明。不測の事態に備え、周辺海域を警戒する海上自衛隊の護衛艦を牽制する狙いがあるとみられる。複数の政府関係者が明らかにした。

それによると、ミサイル艇は中国海軍の東海艦隊(司令部→浙江省・寧波市)所属とみられ、海警局の巡視船が我国領海侵入するのに合わせて航行。通常の軍艦に記されている艦番号がなく、小型で海洋迷彩の塗装が施される。これと同時に中国(大陸)本土では、移動式発射台に搭載された地対艦ミサイルが展開している。我国政府関係者は「領海侵入時になると、普段はいない所に地対艦ミサイルがいる」と説明する。

一連の動きは 2018=平成 30年頃から顕著になったという。中共政府は同年 7月、海警局を 人民解放軍の指導機関に当たる中央軍事委傘下の人民武装警察部隊に編入した。ミサイル艇や地対艦ミサイルの展開は、複数の軍種と海警局が一体的な指揮の下で統合運用されている可能性を示すものだ。

中国海警局は巡視船の大型化を進めており、軍艦並みの機関砲を搭載した 12000t級も配備。防衛省は中国海軍の艦艇を改修した巡視船も配備されていると分析する。ミサイル艇が展開するようになる以前から、中国軍艦艇の動きはあった。海警局の巡視船が尖閣諸島周辺を航行する際は、同国海軍のフリゲート艦や駆逐艦が周辺海域に展開している。

ただ、フリゲート艦などは尖閣諸島から約 90km北東の北緯 27度線以北を航行しており、同緯度を超えて南下するのは例外的な動きにとどまっている。海自護衛艦は北緯 27度線以南の海域に展開しており、日本側の動きを観察するためとみられている。これに対し、ミサイル艇は基本的に北緯 27度線以南の海域を航行している。尖閣諸島を巡っては、昨年 7/23、中国(大陸)、ロシア両軍の爆撃機が編隊飛行で北緯 27度線上空まで尖閣諸島に迫る動きを見せている。同日も海上では、中国海警公船 4隻が尖閣諸島周辺の接続水域を航行していた。(引用ここまで)

年毎に・・は当然かもだが、今年は特に昨今に至って 中国海警関連船艇の尖閣近海への出入りが目立つ。更に引用記事の様に、ミサイル艇や地対艦ミサイルの展開とは、更なる対日脅威が増大しているという事だろう。防衛省が手を拱いている様な見方はしたくないが、今までの様な緩い警戒のあり方では 到底対峙できないのではないか。中国大陸の海洋政策は、よく知られる様に 従来から無理筋のもの。既に南シナ海では周辺諸国との間で軍事紛争レベルの軋轢を生じているし、沖縄・尖閣海域の動向を見ていると、我国ともいずれ一触即発レベルまで進展する可能性もあろう。そうなればもう「通り一篇の抗議」とか「遺憾の表明」レベルでは済まなくなる事だろう。

台湾と違って 中国大陸は外交上の問題や齟齬(そご)などがあった場合、話し合いでは解決しないのではないかとの不安が付き纏う。又 先の大戦関連の賠償の意味もあった、対中 ODAを「平和目的限定」の取り決めがあったにも関わらず 軍事転用した前科もあるのだ。やはり具体的な安保措置を講じる必要があると、拙者などはみるものだ。弾道ミサイル防衛システムの地上版「イージス・アショア」の配備が当面は見送りなど 安保面が手薄になった以上、政府与党には代替の措置を速やかに願いたい。海保と海自の連携強化も課題だろう。今回画像も先年ので恐縮。三重南部の熊野灘に繋がる、新鹿(あたしか)海岸の様子を。遅れましたが、以下に関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3911.html

コメント (2)
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