Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

裁判員制度は再考を

2016-10-01 14:00:07 | 国際・政治

2016=平成28年10月も、拙ブログを宜しくお願い致します。今季は、もう十分過ぎる秋の長雨で、月が替わっても、依然すっきりとは晴れない日々が続く。南方には、今年特に多発の目立つ、台風第18号が控え、来週初めには、我が本土を窺うかもとの予報も出ている様だ。今夏からの、度重なる襲来で、各地は相当な水害に見舞われ、犠牲も生じている。まずは、現状以上の被害拡大のない事を祈るばかりだ。

臨時国会も開かれているが、各党代表質問は、余り拝見の価値もなさそうな低レベルなものばかり。特に、蓮舫執行部が立ち上がったばかりの、民進党の劣化が、一段と進んでいる様に見受けられるのは遺憾。蓮舫代表の「対案を示せる党に」との意向は、さして強くはなかったものと思われ、与党を唸らせ黙らせる程の内容は伴っていない様だ。それに焦ったか、幹部衆、小川、細野、辻元の各位が、何とも「初めに攻撃ありき」的な粗暴で低レベルな質問、と言うか尋問を繰り返す始末。女性閣僚中には、悔し涙を表した方もあったそうだが、心中は分る。ただ、質問者連中は、総じて虚勢を張るばかりで、質問内容の深部まで斬り込めている訳では決してない。与党閣僚のご苦労は分るが、ここは何とか凌ぎ、連中の浅薄さを、衆目の前に晒して頂きたい。民進各個の、内容のない質疑のあり様は、もう取り上げる気にもなれないので、触りだけにしておく。

さて本題。西日本にて、暴力団抗争に関する裁判員裁判の不成立が相次ぎ、全裁判員を除外した、従来の裁判にて行われる事態が続発した。原因は、当該組織による所謂「後難」の恐れである。つまり、審理に関与した裁判員が、後日、生命に関わる危険に晒されたり、平穏な生活を継続的に脅かされる危険が大きくあるからと言うのだ。「やっぱりそうか」と言うのが拙感想である。果たして、無辜にして無防備な国民市民の命を危険に晒してまでやる事か?そんなに、役所の体面が大事なのか?強く糾したい所である。

2009=平成21年中途から始まったこの制度、初めから諸々の問題を抱えていた様だ。大体、対象が、プロの法曹家でも対処の難しい、凶悪事件などに限定されているのがそもおかしく、既に審理の終わった暴力団関連の裁判にては、関与した裁判員に、当該組織の関係者らしい輩が、判決を左右する様な、便宜を求める出方をした前例がある様だ。こんな事では、裁判の公正を期するのが難しくなってしまうし、当然信頼性も低下する事になるだろう。

多くの関係から懸念されていた事が、やはり現実になり始めていると強く思う。今からでも遅くないから、中途半端な裁判員裁判のあり様を根底から見直し、法制廃止を含めた、変更を強く求めるものである。暴力団関係の裁判が、大きなリスクを伴う事は、初めから分っていた事だし、制度開始に当り、なぜここの所が蔑(ないがしろ)にされたのか、本当に意味不明、理解し難い所だ。一般の国民市民層から選ばれ、何の防備もない裁判員に、危害が及んでからでは遅いのだ。

先月記した、過激勢力の裁判も、裁判員が関与する予定になっているが、暴力団関係共々、こうした政治犯などの危険勢力の裁判は、裁判員を外して、従来通りの方法で行うべきだ。こんなやり方に固執しているのは、世界広しと言えど日本だけだろう。速やかに、この制度が、廃止を含めた見直しの対象とされる事を、希望するものである。今回画像は、過日、岐阜の悪友と共に訪れたね長野県下、大滝村の木曾森林鉄道の復活運転の様子。この時は、一昨年怒りの表情を見せた、木曾御嶽も穏やかでした。

 

 

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