Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日本人の危機意識を、検証すべきだ

2016-10-28 12:46:50 | 社会・経済

「日弁連執行部御中。罪人の更生を『更生の可能性』だけで語るのは、本当に適切でしょうか?」拙者は今、こう問いたい所だ。

先日、あるサイトを拝見していた折の、先日採択された、日弁連「死刑廃止宣言」についての批判的見解の一である。それによると・・。死刑廃止宣言は、日弁連の統一見解ではない。凶悪犯罪被害者への援護が不十分なままであるとして、反対異見も多くあり、先般の福井県下での人権擁護会合では、議事が一時紛糾した由だ。この事を正確に伝えた新聞・TVメディアは僅かだった。

死刑廃止を目指す根拠は、実は曖昧だ。世界の潮流だの、人類の理想だのと美辞麗句で飾ってはいるが、実態を反映したものではない。全ての犯罪者が、一律更生する訳ではない。複数回の凶悪事件の犯歴ある者や、深刻な性暴力を繰り返す者には通じない事も多いのだ。決して全世界の人々の声を正確に反映しているとは言えない、国連人権委の方針を、そのまま受け売っただけの話。これには「報復無罪」の戒律の認めにより、死刑制度自体を必要としない、イスラム教圏の思考が全く反映されていない。つまり「偏向」そのものだ。これが「人類の理想」とは虚偽である。あくまで、僅差で決まった、多数決の決定に過ぎない。

日弁連は又、国家による死刑執行の禁止を目指している様だが、拙者などの国家主義的見地からは大きな疑問がある。欧州の死刑廃止国にあっても、国の安全やその為の秩序を危地に晒す様なテロ暴力分子やスパイ工作員などは、やむを得ない場合に限っては討伐(つまり殺す事)を容認しており、既に何度かの実績もある。日弁連の目指す所は、祖国日本を滅亡させかねないテロ勢力やスパイ工作員の助命までをも図る事にあり、「やらねばやられる」急迫の状況下でも、「そのままやられれば良く、白旗を上げれば良い」などと無責任な発言をする向きさえあると言う。

著名人の威光と知名度を悪用した様な、捏造に近いビデオ・メッセージも憤激ものだ。「聖女」瀬戸内寂聴師に「人を殺したがるバカ共」の低級な文言を言わしめるとは何事か?安易に請け負った、寂聴師の不注意も、それは糾されるべきだが、主犯の罪責は、ありもしない原稿をデッチ上げた日弁連「左巻き」執行部が、その全てを負うべきだ。

こんな宣言が、国民市民として受け入れられるはずがない。将来的に、死刑廃止を志向する説得力ある理由としては、冤罪リスクがあるだけだ。確かに誤審による刑の執行があってはならないが、それも、警察を初め、関係各位の今後の努力で、相当まで克服できるはずだ。死刑廃止の主張の裏側には、祖国日本にとっての本質的な敵、共産勢力の温存を図る不良意図が存在するのではないか。この問題は、この辺で。

一方、国内の治安の問題にも目ほ向けたい。ここの所は、刃物を使った凶行が目立つ。女性の敵とも言える、ストーカー殺人もそれに当たる。ある犯人は、凶行後、予めの減刑を図って警察に自首した例もある。当該犯人は、過去にも凶悪事件歴があった。そうした凶行を助長する大きな一因が、危険な刃物がどこでも手に入る、今の社会の警戒心のなさである。過日も主張したが、例えば刃物を扱える店舗を免許制にし、一般雑貨などの「百円ショップ」での販売は原則禁止。取扱い店舗は、顧客が勝手に刃物の持ち出しをしない様、施錠できるケース内で厳しく保管し、販売に当たっては、売り先が追跡できる様、客に身分が分る運転免許証や健康保険証の提示、それに住所連絡先の登録を義務づける位の管理監視が実施できる様にすべきである。

最近多い、インター・ネット販売においても、同様の規制を行って、不法輸入などを企てる者は、厳に処罰すべきだ。人を殺傷する力を持つ刃物の流通を、これ以上野放しにしていてはいけない。使用法にしても、学校の「技術科、家庭科」などで、倫理面と共に厳しく指導すべきだが、こんな所も、左派野党と日教組が「軍国主義復活」などと騒ぎ立てて「反対と言う名の妨害」の挙に出るものだから、話にならない。これで、凶悪事件の原因を垂れ流していては「自己矛盾」を晒している様なものだ。

一般社会と同様に、国家レベルの安保政策も、より踏み込んだ策が講じられるべき。尖閣諸島の領海侵犯や、日本海への弾道ミサイル発射の件を見ても、中国大陸と北鮮の軍事脅威の増大は明らかだ。来月予定の、米合衆国大統領選の結果如何では、我国は、より厳しい独自の安保策を迫られる可能性だってある。アフリカ・南スーダンなどの、紛争地域へのPKO派遣など、大きなリスクを伴うのは分るが、こちらの問題も、もう国民市民レベルで共有する時が来ているだろう。もめ続けている、沖縄の米軍基地問題にしても、その陰でどこの大国が喜んでいるかを、今一度冷静に考え、警戒心を新たに向き合う時が来ているのではないか。

今回画像は、初秋の過日、岐阜・滋賀県境付近にて捉えた、雨中を行く東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子。今の、我々日本人の置かれた状況を、雄弁に物語っている様にも感じられる所です。

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