Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「放縦」は敵だ!

2004-09-15 23:05:00 | インポート
2001=平成13年夏、大阪府の小学校を襲撃、8名の犠牲者と15名の重軽傷者を出す事件のかどで、死刑が確定していた宅間 守受刑者に対し、昨日刑が執行されました。
死刑確定より1年弱、異例の速い執行は主に、犠牲となった小学生の遺族への配慮からでしょう。当然至極であると思うと共に、本件への憤りを決して風化させてはならないと思います。
先日のロシアの学校でのテロ事件の文でも触れましたが、心身共に全く無防備な子供達を標的とした事は悪質の一語に尽き、動機の如何に関わらず、決して許容されるものではありません。突然の不慮の事態で子弟を失った保護者の悲しみは勿論一生ものでしょう。
もう1つ、同受刑者より、被害者遺族に対する謝罪の言葉が遂に発せられる事がなかった事も、遺憾な特記事項でしょう。同受刑者の弁護人はその活動の中で「一言謝罪の言葉を述べさせたかった」とのコメントを残しており、この一点に関しては、弁護側にも一理あるかと思います。
宅間受刑者は極めて放縦な性格で、周囲にも以前より心身面で危害を及ぼしていたとされ、今回の刑執行でこの事件が解決されたとは到底思えません。
同受刑者の育った環境の問題もさる事ながら、やはり私は戦後の日本の教育のあり様に何らかの問題があったと思わずにはいられません。個性の尊重は大事ですが、周囲や家族、地域との折り合いの中で考えられるべきであり、度を超えた自分勝手や放縦が黙認されてしまった点がなくはない様に感じます。
「自由」と「平和」の折り合いは大変難しいものですが「放縦」と「平和」が相容れるはずはなく、この辺りの区別は我々大人もきちんとすべきです。これらを踏まえた上で、与党が検討を始めた、時代に合わなくなった教育基本法改正への動きを注目して参りたい所です。*(椰子)*
コメント
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