生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

特別に愛された人

2010-08-02 16:49:26 | 教会
昨日の礼拝では12弟子のひとり、ヨハネにスポットが当てられたメッセージを聞きました。
ヨハネとは「主は恵み深い」という意味だそうです。
ヨハネの書いた福音書や手紙を読むと、ヨハネは「愛の人」という印象を受けます。ダビンチの最後の晩餐の絵では、ヨハネは少女のような顔をしています。
ヨハネは愛に満ちた穏やかな性格ではないかと想像していました。

しかし実際は、もと漁師ですからたくましかったのではないか。気性の激しい性格で、信用できる人物ではなかったようだと牧師先生が言われました。
確かにヨハネはイエスさまから『雷の子(ボアネルゲ)』(マルコ3:17)という名をつけられています。

また、兄弟のヤコブと共にイエスさまのもとに行って「あなたの栄光の座でひとりを先生の右に、ひとりを左にすわらせてください」と頼んでいます。
他の弟子たちを差し置いて、自分が偉くなりたいという思いから、抜け駆けして頼んでいるのです。

そんなヨハネですが、彼が執筆した聖書記事には自分のことを『愛する弟子』と書いています。
ヨハネが変わったのは、イエスさまが十字架上で息を引き取られる少し前に、母マリヤをヨハネに託したときからではないかと聞き、心打たれました。
イエスさまの弟子の中には実の弟もいたのに、なぜ信用に値しないヨハネに母を託したのでしょうか……。

イエスさまが一方的にヨハネを信頼したからこそ託したのでしょう。
それから、ヨハネは変わったのです。
イエス様が復活された後は、ペテロの最大の協力者となって働き、人々からはエルサレム教会の柱として重んじられたそうです。

「わたしたちも、神様に一方的に信頼されてこの場に集められています。」と牧師先生が言われました。


こんないい加減なわたしが、神様に信頼されていると思うと心が震えます。
日によって気分が変わり、意志薄弱で決心したことをすぐくつがえしてしまうわたしは、信頼するに値しない者です。
でも、神様はそんなわたしを信頼して用いようとされ、たとい失敗しても絶大な愛で覆ってくださいます。

自分のことを「愛する弟子」とヨハネが書いたのは、自分が神様に特別に愛されていると感じたからでしょう。
わたしも、神様に特別愛されていると感じます。えこひいきされているのではないかと思うことがあります。

神さま。あなたの愛する者がここにおります。どうか神さまの栄光を現すために用いて下さい。


*久々にHP「生かされて・・・土筆文香」を更新しました。
今年の5月、このブログに「がん患者としての心境」を書いていましたが、それを加筆修正してHPにアップしました。


帰ってきました。コメント再開しています!(8/7 12:19)

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