生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

病気にならず、元気でいなさい

2016-10-10 16:13:46 | 教会
昨日の礼拝では、12年間長血を患った女性のことが語られました。

長血とはどのような病気なのか具体的にはわかりませんが、婦人病と思われます。出血が12年も続いていて、痛みを伴っているのですから、どんなにつらかったことでしょう。それ以上に、長血を患っている女は『汚れた女』と言われ、社会から疎外されていました。そのことが大きな悲しみとなっていたでしょう。

なんとか直りたいと思ってあちこちの医者にかかりますが、薬を飲んでもかえって悪くなる一方でした。たくさんの医者代で持ち物を使い果たしてしまい、絶望のどん底にいたことでしょう。

そのようなとき、女の人はイエス様が自分の住んでいる町にやってくるといううわさを聞いて、この方なら癒してくださるに違いないと思います。
聖書には「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。(マルコ5:28)」と書かれています。

女の人は、これまで直接イエス様に会ったわけではないのにどうしてそう思えたのでしょう……。
人々がイエス様について語る言葉を聞いていたからでしょう。これまでたくさんの人がイエス様によって癒されています。

けれども、女の人は堂々とイエス様に近づくことができません。まわりから汚れた者としてみられているからです。それで群衆に紛れこんで、こっそり後ろからイエス様の着物にさわりました。すると、すぐ癒されたことがわかりました。

イエス様は自分のうちから力が外に出て行ったのに気付いて、誰が着物にさわったのか群衆に尋ねます。
それはイエス様が、癒された人が誰だかわからなくて尋ねたのではなく、女の人に申し出てほしいという思いから尋ねたのでしょう。

礼拝では、この場面のイエス様の言葉を「わたしが探している人は、まわりにいた人で偶然さわった人ではない。わたしを頼り、信頼し、きっと直るという信仰を持ってさわった人だ。それは誰か」と紹介されました。

女の人は、恐れおののき、真実を余すところなく打ち明けました。
イエス様は言われます。

「娘さん、あなたの人生はこれからです。あなたはすがりついてきました。それでいいのです。癒されました。安心しなさい。病気にならず、元気でいなさい。あなたの信仰があなたを直したのです」

イエス様の女の人への語りかけが心に響きました。イエス様は女の人のしたことを肯定し、ほめてくださっています。

わたしもイエス様に喘息と婦人病とガンを癒していただきました。
その中でいちばん苦しかったのは喘息です。どのように苦しいのか書き表すことはできませんが、喘息の発作による呼吸困難はガンが再発するより辛いことです。
癒されて何年もたつとその感激がうすれてきますが、イエス様の着物にすがりつくような思いで近づいていったことを思い出し、感謝で涙があふれました。

「病気にならず、元気でいなさい」と主は、わたしにも語りかけてくださいます。



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