生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

神戸道中記(その6)

2006-05-17 08:08:33 | 過去の記事より

住吉教会をあとにして、再び他の友人と合流し、遊覧船「パルデメール」に乗りました。船内で食べたケーキのおいしかったこと、景色が素晴らしかったこと。よい思い出となりました。

下船後、散策をして夕飯を食べに行ったときのことです。ハプニングが起こりました……。友人のひとり、OMの具合が悪くなってしまったのです。顔色が真っ青で頭痛と吐き気がするといいます。
仕事の疲れがたまっていたのでしょう。これから帰るのですが、途中からひとりになるので家まで帰り着けるか心配です。ひどく顔色が悪いので、倒れてしまうかもしれません。

気功の先生をしている友人HKが、彼女の隣の席に移って背中や首に指圧をはじめました。ほかの3人は「どないしよう」と、おろおろとただ見守っているだけです。
わたしは、心の中で祈っていました。

ところが指圧をはじめて10分もたたないうちに友人の顔色がみるみる元に戻っていき、「なおった」といってデザートのアイスを食べ、にこにこしています。
イエスさまの癒しの奇跡を見たようでした。
帰り道では歌までうたいだすほどの元気になって、一同はほっと胸をなでおろしました。

その1年後、OMから神奈川県で行われる研修に参加するため上京するので会いたいと連絡がありました。
神戸での集まりに参加できなかった横浜在住のMGと3人、東京で待ち合わせして、楽しいひとときを過ごしました。


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