生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

神戸道中記(その1)

2006-05-12 11:57:21 | 過去の記事より
2004年11月20日から22日に神戸へ行き、HPのつれづれ日記にもその道中記を掲載しましたが、そのときは写真を掲載しませんでした。写真を入れてもう一度編集し直しました。これから約一週間にわたって神戸道中記を掲載したいと思います。わたしの神戸への想いを感じていただければ幸いです。


わたしは東京都武蔵野市で生まれ、中1のとき父の転勤で神戸へ引っ越し、それから12年間神戸に住んでいました。つまり、青春時代のほとんどを神戸で過ごしたわけです。神戸はわたしの第2のふるさとです。

 神戸から関東に越したのが24年前。その間に2度ほど友人と従妹の結婚式に出るため神戸へ行きましたが、そのときは日帰りでした。
震災後の神戸に行くのは初めてで、街がすっかり変わっているのには驚きました。
街はきれいで、しゃれた店や背の高いビルが建ち並び、市役所も国際会館も新しくなっていました。ポートタワーだけは昔のままでした。

 今回の旅の目的のひとつは短大時代の友人と会うことでした。保育科の短大にいたとき、「ろっち」という人形劇部に入っていました。
人形をかかえて淡路島や鳥取までいったり、幼稚園や保育所、養護施設などをまわりました。女子校なので大道具の制作も女子だけでやり、夜遅くまで学校に残って、のこぎりをひいたりしていました。

 すでに20年くらい前に学校は元町から御影に移転してしまいましたが、わたしたちは学校のあった場所近くで待ち合わせをしました。
人形劇部「ろっち」のメンバーはわたしを入れて11人。そのうち関東に住んでいるのは2人。その他の人は西宮、神戸、姫路、相生……みんな関西です。
卒業してから関西のメンバーは年に3.4回集まっていいて、子育てが一段落した5年前からは泊まり会をするようになりました。関東に住むわたしは、ななかなか参加できませんが、5年前に京都の亀岡で泊まり会があったとき、参加して10数年ぶりに友人達と再会しました。

 そのときに参加できない人もいたので、その人とは今回24年ぶりの再会でした。でも、不思議に昨日まで語り合っていたようにすぐうちとけて話せました。わたしは自然に関西弁になりました。(友人にいわせれば、わたしのは関西弁と違うそうですが……)

 今回参加したのは11名中10名。残念ながら横浜に住む友人だけが都合で参加できませんでしたが、出席率は最高。みんな仕事をしていて忙しい中都合をつけて集まりました。
 途中から参加した人や、1日目だけで帰った人など入れ替わり立ち替わりでしたが、9人と話しができたので嬉しかったです。

 わたしたちは学生時代からみんなニックネームで呼び合います。ひっか、ありんこ、ちら、みやちゃん、ぐりむ……。名字(旧姓)からつけられたものが多いのですが、結婚して名前が変わってもニックネームはそのままなので、すぐに学生時代にタイムスリップできます。ちなみにわたしのニックネームはグリム。どうしてグリムなのか? それは次回のお楽しみ。


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