夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

7700人の患者を隔離!3つのびっくり!

2005-10-04 10:23:34 | Weblog

岩手日報の記事からですが、厚生労働省が行った全国の「精神科病院調査」で2003年6月末時点で、隔離室に収容されている患者は7741人。身体拘束されている患者は5109人に上ったことが10月3日、この調査結果で分かった。入院患者の総数32万9100人に対し、隔離は2.4%。身体拘束は1.6%に当たる。(1つ目のビックリ)。こうした調査で実数が把握されたのは初めて。とあり2度目のビックリです。調査は、年1回、精神科病院の患者数や在院期間を確認する「精神保健福祉資料調査」の一環として全国1662病院を対象に実施。調査項目に①本人の意思で外へ出られない部屋で12時間以上隔離された患者数と②ひもや拘束帯で行動を抑制された患者数の2項目を加えて行われた。厚生労働省の担当者は「初めての調査で、隔離数と拘束数が重複している可能性もあり、数字の評価は差し控える」とコメントしています。これも3つ目のビックリです。厚生労働省は、精神科病院の実態を知らない、よく理解していないことが明らかになりました。が、むしろ、この調査を機会に実態の改善にメスを入れていくのか。患者さんのプライバシー保護の問題もありますが、「高い医療費を払い」、「治療」しているわけですから、誰にでも納得・理解できるような療養体制を整備していただきたいものだと思います。精神科閉鎖病棟は、「座敷牢」といわれて過去の産物かと思いましたが、実際には、そうした状況も、ごく普通にあり、何ら疑問を持たず、諦めと絶望の日々を過ごしています。関係者も、今は関係ない方も含め、精神科医療の発展・改革・改善が、人としての尊厳の復権に大きくかかわることだ。と思っています。少しでも、一歩でも前に・・改善されることを願い、活動をすすめたいと思います。成年後見活動とPSWへのチャレンジの中で勉強させていただいています。
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