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復興/仮設商店街 得意客なくなり苦境!

2012-10-16 10:37:15 | Weblog
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復興/仮設商店街 得意客なくなり苦境
 震災ボランティアに来る人たちの宿泊所となってきた大槌町の「きらりベース」が9月末で閉鎖され、隣接する仮設商店街が苦境に立たされている。
5カ月間で延べ2千人にのぼったきらりベースの宿泊者は、商店街にとっては「お得意様」だったからだ。
関係者は「商店街の管理で復活させたい」と町との協議を始めた。

    ◇

 「きらりベース」は5月中旬に開設された。
NPO法人の「遠野まごころネット」が町から旧大槌北小学校の校舎だった建物を借り、助成金をもらって長期滞在している佐賀県武雄市の吉田秀敏さん(59)らが運営にあたってきた。

 当初、町は安全性などの理由で宿泊所として使うことに難色を示したが、吉田さんらの説得で9月末までの契約で了承した経緯がある。
旧北小の跡地は当面の間、大槌高校の仮グラウンドに利用するため、校舎は取り壊される。

 9月末の最後の週末、宿泊者54人を送り出し、きらりベースは閉鎖された。
ところが、旧北小のグラウンドに立ち並ぶ「福幸きらり商店街」にとっては、買い物や飲み食いの客がいなくなる事態となった。

 やきとり屋「七福」の小川勝子さん(72)は「暇になりました。
視察のバスが来てもトイレ休憩程度なので買い物する暇もないし。急いで閉鎖しなくてもいいのに」。

 9月末の商店街の総会で、「せめて校舎を取り壊すまでの間だけでも活用できないか」と商店街が管理を請け負うことで意見が一致した。
宿泊施設としては管理が難しくても、休憩所として復活させ、商店街への客足を取り戻したい。

 吉田さんは、きらりベースについて「人と人とのつながりや、ジャーナリストらが情報発信する拠点としても使われ、目に見えない効果がいろいろあった」と振り返る。
その上で「地元住民が重要性を再認識し、民意として要望することが大きい。
商店街が主体的に管理するなら、引き続き協力したい」と話している。
(2012年10月14日朝日新聞)

3・11東日本大震災から1年7か月経過して、様々な問題が出てきた。おそらく予測されたことであろうが、新聞紙上でしか知りえないこともあり残念だ
いろいろな支援者が関わり現在があることを思うと「必要なもの、重要性が高いもの」として継続してほしい。
一方、ホテル業界の進出も計画されており、宿泊施設としては問題が出てくるのかも知れない。
将来に向けての「復興町づくりのビジョン」が見えないために起こりうる問題だ。
防潮堤や防波堤の整備は大切なことであるが、高台への移転を念頭に日常の生活が営まれる町の中心や中核を何するか?
そこを中心に商店や事業所等を広げていってもらいたい。行政トップのリーダーシップを期待し、町民の皆さんもその方針を待ち望んでいるのではないか。そんな感想をもつ記事内容である。
コメント
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