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介護現場に在日フィリピン人?

2008-03-26 10:30:41 | 追跡!外国人介護士・看護師の状況?
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「介護現場に在日フィリピン人」

 慢性的な人手不足に悩む介護業界を支援しようと、在日フィリピン人にホームヘルパーの資格を取得してもらい、県内の介護施設に就職させる民間の取り組みが、三条市などで始まっている。これまで県内の介護現場に外国人はほとんどいなかったが、3月中旬までに2人がヘルパーとして第一歩を踏み出した。参加する在日フィリピン人らは「フィリピンと言えば介護というイメージになるぐらい、頑張りたい」と意気込んでいる。

 事業を主催するのは、同市の人材派遣会社「ピーエムシー」(谷晴夫社長)。2007年11月、フィリピン人向けの講座開設の認可を受け、日本人と結婚するなどして同市や長岡市に住むフィリピン人男女計8人でスタートした。

 08年2月までに実習を終え、全員がホームヘルパー2級の資格を取得。同社からの派遣社員として、これまでに2人が介護の仕事に就いた。

 人材派遣業として他社との差別化を目的に始めた事業だが、谷社長は「人手不足、給料の安さなど介護業界の現状を知った。将来、東南アジアなどから介護や看護の人材を受け入れることになれば、在日フィリピン人の存在が助けになるはずだ」と目標を語る。

 三条市の坂井シドニィさん(38)は今月から、同市の富永草野病院(草野恒輔理事長)で介護病棟の介護員として働いている。方言が多いお年寄りとの会話に苦労することもあるが、「昔からしたかった仕事ができ、夢のようだ。早く一人前になれるよう頑張りたい」と明るく話す。

 同病院の浅野令子看護師長は「介護業務に対する考え方がしっかりしている。これからも日本の人と同じように接していきたい」とほほ笑む。

 すでに第2期生の9人が長岡市で講座を受けており、6月以降は第3期生も計画中。在日フィリピン人同士の口コミもあり、取り組みは徐々に広がっている。1期生で、生徒集めに尽力した三条市の笹川ロウェーナさん(37)は「フィリピン人は水商売など夜の仕事が多いが、昼の仕事に就きたいという人は多い。講座はとてもいいきっかけになる」と強調する。

 一方、課題は病院や福祉関係施設など、就業先の少なさ。外国人という理由で尻込みする事業所が多い上、派遣ではなく正社員を望む事業所が多いからだ。

 谷社長は「より専門性の高い資格の取得を見据え、介護に携わるフィリピン人のネットワークを作り、就業後にも精神的なケアをしたい。そのためには事業所単位での雇用よりも派遣でつながりを保った方がいい。新しい人材を育てるという目的を理解し、支援してほしい」と訴えている。(2008年3月21日新潟・地元紙)

在日フィリピン人で、研修をして「ホームヘルパー2級資格者」を養成し、介護施設へ派遣社員として人材を送り出す人材派遣会社の取り組みでもある。
介護職へ付きたい在日フィリピン人のニーズ。慢性的な人手不足で、日本人介護職の人材を確保できないで困っている事業所の悩み。こうした介護業界の問題を解決するビジネスとしての人材養成・派遣事業会社の誕生。
2008年度からインドネシアやフィリピンから介護職を目指した外国人派遣・人材養成の国の制度がスタートする。長岡市の実践は、これらを見据えて、先取りしたような取組みである。3者のニーズが一致すれば、大変好ましい取組みである。高齢者を直接介護する仕事は、より専門性や倫理観を高く持たなければできない。希望どおり仕事についても、不断の研修や意見交換、介護の確認などを積み重ねて、燃え尽きることなく、マンネリ化せず継続的な支援ができる人材を育てて頂きたい。日本人にとっても難しい仕事、外国人等の参加によって新たな学びがあるかも知れない


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