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高齢者福祉施設併設マンション 肴町に完成

2008-03-27 20:33:47 | 介護保険制度って!なに?
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「高齢者福祉施設併設マンション 肴町に完成

高齢者福祉施設を併設したマンションが盛岡市肴町に完成し、注目を集めている。入居者はマンションの中で介護サービスを受けられるほか、24時間の看護態勢の中で生活できる。県長寿社会課によると「把握している限りでは、県内で初めての試み」だという。

マンションは、国土交通省の中心市街地再開発事業に承認された05年ごろから計画が本格化した。高齢化社会での新しい介護態勢づくりや、中心市街地を活性化させる試みとして、看護師や再開発のコーディネーターが中心となり、県内の建設会社などの地権者が建設した。

 マンションは賃貸と分譲の2棟。10階建ての賃貸棟の2~6階に高齢者福祉施設「ブライトステージ」が入居している。

老人ホームやショートステイなど滞在型の施設も運営されるため、日中だけでなく、24時間態勢で看護師が常駐している。7~10階の賃貸20室と、隣接した分譲棟の36室全室にナースコールが配線されており、必要なときは看護師が対処する。食事の配膳(はいぜん)サービスを自室で受けることもできる。


 計画に携わった建設会社などによると、入居希望者が相次ぎ、分譲部分は昨年秋に完売。賃貸部分も15室ほどで契約が成立しているという。

入居予定者は、高齢者のいる家族や60歳以上の独り暮らしや夫婦が大半。すでにデイサービスを利用している人や、将来を見据えた夫婦などが目立つという。

郊外に多い福祉施設が中心街にできることで、「人口増だけにとどまらず、関連サービスなども発展するのではないか」と、空洞化が進む中心市街地の活性化も期待されている。

企画の中心となった再開発コーディネーターの浅井敏博さんは「車社会に対応できない高齢者の居住地として、街の中心部に高齢者用のマンションが必要だ。今後さらに少子高齢化が進めば、家族だけでサポートするのは難しい。複合施設のニーズはもっと高まるだろう」とみている。

ブライトステージの川村昭一社長は「高齢者にとっては、安心して生活できることが大切だ。多くの人が求めていたものだろう」と話した。(2008年03月25日地元版)

富裕層をターゲットにした「高齢者福祉施設併設マンション」である。着実に計画が実行されていたのだ。マンションは分譲と賃貸。同じ建物の中に老人ホームや短期入所できる介護サービス事業所も併設。盛岡市の「ど真ん中」である。交通の便はいい。役所や医療機関も隣接している。立地や環境は最高であるが、問題点は「お金」である。高額な年金や預貯金がなければ入所できないことは明白。減免制度利用や補助金を出してもかなりな負担となる。残念ながら、何時の時代でも貧富の差はある。この格差を埋める活動が必要ではないか。盛岡を訪れる度に思う。中核都市の仲間入りをする躍進の県都に、ややひがんでしまう。
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