夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

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市議会で一般質問が?

2006-11-02 09:35:46 | 成年後見制度ってなに?
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我が故郷・宮古市議会9月議会で某議員が「成年後見制度について」一般質問すると聞いて驚いた。仕事の関係で傍聴には行けなかったので「議会だより」を待っていた。内容をみて少しガッカリしたが、参考までに全文を投稿します。
某議員の質問「当市においても高齢者や障害を持っている人、1人暮らしで身内が遠方にいる人など、いろいろ悩み事などで、相談しょうと思っても気軽に相談する所がないと困っている人達がいると思うことから、宮古でもぜひ成年後見センターを設立すべきではないか
市の保健福祉部長の答弁「成年後見センターについては宮古広域圏にある保健、医療、福祉に関係する機関、団体、施設及び個人を会員とする通称レインボーネットにおいて、現在その立上げの検討がすすめられており、センターの立上げを考えている」・・・・・・・・以上である。

当市は、「成年後見制度利用支援支援事業」+「市長申立」の「請願」を受け、市議会で採択し、平成18年度から約54万円予算化している。
しかし、利用者はなく、実績はゼロである
こうした現状の実際や市民に成年後見制度の理解・利用促進を求め、周知をはかる手立て・方法などを「質問」するのかなと期待したが残念である。
率直に申し上げると、成年後見制度の理解が浸透していない、PRしない、周知をすすめない情況が続く限り、行政サイドは、これらの施策を早急にすすめる気はないように思う。年度初めに、具体的な事案が発生した時に迅速に対応できないかったのは、どうしてなのか?問いたい気持ちである。利用申請から1ヶ月経過しても申立にならず、結局この事案は、本人死亡で利用に至らず終結した。
2006年4月に「地域包括支援センター」が出来ても、権利擁護に関する相談や成年後見利用の案件が1つもないのは不思議である。隣市からは相談案件があるのに、当市からは何もないのである。こうした中で、「センター」が出来ても無駄な税金を投入するだけ。解決にはならないのである。センターの維持費・人件費だけでも大変で、法人後見の立上げは困難を極めている。無報酬のボランティアに託せば・・と考えている方もいるが、「後見活動」は安易な気持ちではできないことも事実である。誤解ないように、私は「法人後見」を否定するものではない。
いずれ、すぐには立上げできないと思うので、もう少し現状を分析した誠意ある答弁がほしかった。まず、制度の理解・PR・周知を図る地道な活動からやってほしい。利用するか、しないか?は、ご本人や家族、親族が決めていくのだから。当市は周知する責任があると思う。市行政の積極的な対応をお願いしたい。
コメント
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