Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

最強のもやし(32節福岡戦)

2014-09-20 22:46:39 | マッチレポート14’
福岡県のクラブから都合勝ち点10。福岡県、あざーす。

ダニエルがデビュー。正直に前半20分までは完全に想像の上をいった。CBのイメージしかなかったから、予想スタメンでアンカーとなってた時は少々意外な気もしたけど、今日の試合を観ている限り、アンカーが適正ポジションに思える。ボールを奪取する強さ、視野の広いパスあたりが良かったかな。ただ、福岡が攻勢に転じた前半20分以降は試合の流れの中に埋没してたし、90分戦えるフィジカルはまだないのかなという感じなので、本格的な評価はもう少し先にする。まあでもデビュー戦で大事な時間帯にゴール決めたりするのとかホントすごい。いい補強の香りはプンプンする。

ちょっと気になったのは、1アンカーシステム攻略の定石であるアンカー脇にパスを通すのを平井を中心にやられてズルズル下がるシーンが前半に何度かあった。福岡の前プレが厳しくて、カウンター中心の攻撃にならざるを得なかったことも影響してるとは思うけど、4-1-4-1の4と4の距離がかなりあったように見えたし、いわゆるマークの受け渡しの部分はもう一回確認の必要があるように思う。ダニエルがややボールに対して食いつきたがりな傾向があることを周囲が理解することも大事。


目の前にDFがいても力強く振り抜いてニアをこじ開けちゃう。ふんわりとゴール前に上がったクロスにDFの視野外から猛然と突っ込んでくる。もう林のことを「もやし」とか呼べない。もやしはもやしでも「最強のもやし」である。大根くらいぶっとくて、ほうれん草くらい栄養抜群の「最強のもやし」。それこそ伊佐に食べさせたい「最強のもやし」。ラドンチッチ獲得後に続けて林の獲得が発表された時は正直に言って、「いる?」って思った。さらに最近は2列目のアウトサイドで起用されてるけど、それもあんまり適してないんじゃないかとこの試合が始まる前まで思ってた。まあ、サイドが適正かと言われるとそうでもないんじゃないかと言うのは今日の活躍を見せられても変わらないんだけど、いずれにしてもそのエネルギッシュなプレースタイルが前線のアクセントになってきてるのは間違いない。今日の林のゴールは2つとも好きなんだけど、それよりも後半に末吉の決定機で出したラストパスの角度と強さが一番の好物。末吉に対応しにいったDFが林に背を向けてカット出来ないことを感じて、DFのギリギリ横を通して、末吉がシュートを打ちやすい抜群のパスだった。あんな感じのポストプレーをしてほしいとも思うから、個人的には最前線で起用してほしいと思ってるんだよね。


前半の内容を考えると、3-0は出来過ぎな感があるけど、何よりも大事なのは勝ち点3だし、さらに得失点差を詰められたのは大きい。そしてやっとこさ無失点で終えることも出来た。さらにさらにライバルクラブたちの結果も悪くないものだった。とてもいい節だったからこそ、これを次に繋げたい。中2日で1,000km離れたアウェイなんて誰の目にも厳しいのは明らか。ついでに相手の横浜FCはなぜか昨日試合を済ませてて中3日で臨んでくる。調子も悪くないし、この状況で勝つのはかなり難しい。快勝の次だけにいじりづらいところはあるかと思うけど、連戦で重たくなるのは間違いないだろうから、宏矢、土岐田、木村、昌也あたりの違和感なく試合に入れる選手たちは思い切って使ってほしいと思う。特に宏矢は使ってほしい。特段悪くなった感じもないままにポジションを失って、さらに林の活躍に触発されて、うずうずしてるはず。宏矢の爆発力に期待したい。


あー、勝ちてえ。ニッパツで勝てないとオレの未勝利記録も半年にもなっちゃうよ。あんなに勝てなかった昨シーズンでも3回も勝ちを見られたのに、なぜ今季はこんなに勝てない。あー、勝ちてえ。
コメント
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