Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

割り切って勝ち切る(39節岐阜戦)

2014-11-03 14:00:50 | マッチレポート14’

岐阜までの道すがら、ずっと止まない雨を見ながら、長良川といえばピクシーのリフティングドリブルだし、時代が経過したとはいえ、ピッチ状態は期待出来ないだろうななんて思いながらスタジアムに向かってた。着いてピッチを見てみると案の定、田んぼ状態。今日はサッカーにならんなと思った。確かファンボ時代にメドウで押谷にメッタメタにやられた時も雨だった。


試合中はスタンドからお祭り状態で試合を観てたから、正直どっちが田んぼサッカーにアジャストしてたかは分からなかった。だけど、試合後の両監督のコメントで判断しても、大分の方がより徹底して試合が出来てたんだなと感じる。こういう不測の事態への対応はチームとして伝統的に下手くそなイメージがあるから、しっかりと割り切って勝ち点3を取りにいったことは素晴らしかった。

確かに冷静に振り返ってみても、前半3分の段階で西がクロスの前にあの判断が出来たのは、試合前の指示が徹底されてたことをうかがわせるし、ジョンヒョンや高木を中心に浮き球を背筋を目一杯使って跳ね返して、出来るだけ遠くへクリアしようとする意図も見てとれた。一方で岐阜は大分同様に長いボールが多いけど、ナザリトに当ててることが多くて、微妙な違いながらもそのわずかな差が試合の趨勢を分けたように思う。この辺はラモス監督が十分すぎるくらいに語ってくれてるから、やっぱりそうなんでしょう。


唯一反省点を挙げるとするなら、2失点したことよりも、CKで2度やられたことだろうか。失点した方はまだ仕方ない面があるけど、ヘニキをドフリーにしたシーンはチームでもう一度確認しておく必要がある。もうこの時期になれば、どのチームも万全のスカウティングをしてくるだろうから、セットプレーに迷いを見せるのは危険。


お祭りサッカーでワッショイワッショイだったことは確かだけど、今日も終盤まで運動量は落ちなかった。あれだけ足元が悪ければ、負担が普段よりもかかるのは間違いない。それでも最後まで前に前に出てくる感覚は微塵も緩んでなかった。走ることが今の好調のベースになってるのは間違いないわけで、だからこそ結果の如何にかかわらず、今のチームには100%共感出来る。夏に少々の犠牲を払ってでもフィジコ交代という勝負に出た成果が今出てると思いたい。その走るチームの象徴が前節の末吉だったり、あとは林だったりする。アディショナルタイムに入る少し前に早々に時間稼ぎをコーナー付近で始めた。そのきっかけになったのが、林がギリギリまでヘニキを追いかけ、キックフェイントにかわされながらももう一度食らいついて、さらにはブロックしたボールがヘニキに当たって大分ボールのCKになったシーンだ。もう限界までしんどかったと思うけど、一度かわされてもまだ食らいつく林の執念にゴールシーンと同じくらいに熱くなった。しばらくゴールがなくて、本人は苦しんだと思うけど、それだけじゃない貢献をみんな分かってるから。



ハーフタイムにはこんなスポンジを使って水をはき出す作業。原始的な作業で大変だったとは思うけど、効果はあったように思う。



初ゴールおめでとう、ジョンヒョン!隣の男前にも全然負けてないぞ!


ゴール決めてヒーローなはずなのに、若狭先輩からド突かれちゃうジョンヒョンかわいい。


照れっぷりが微笑ましい。


初めて見たよー、伊佐ダンス!このキレは永芳に通ずるものがあるね。


中継のアナウンサーまでもが吹き出してしまう破壊力。後ろの笑顔もめっちゃいいね。


勝負の10月から5試合で3ゴール。何だこの大黒柱っぷり。タメのサイドからの仕掛けが相手の脅威になり続けてる。ついに来たか、為田大貴「覚醒」の時!


ダニエルと高木は何とかあと2試合ノーカードで耐えてくれ。


試合後は宮さんと深谷がゴール裏に。


撮った写真を家で見返して、あぁ宮さんってこういう表情するよなって改めて懐かしかった。





泣いても笑ってもレギュラーシーズンも残り3試合。自力でPO圏の可能性があるわけで、有利なことには間違いはないけど、最終節はホームとはいえ相手は湘南。磐田-山形が残ってるから残り全勝じゃなくてもいける気はするけど、出来れば水戸、讃岐に勝って最終節はホーム開催権を争うだけの状況くらいにしておくのが理想。理想なんて言い出したらきりないけど。

次節ホーム水戸だけど、アウェイで水戸とやった開幕戦がつい昨日のことのように思うのは気のせいでしょうか。今シーズンもあっと言う間だった。
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