Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ロンドン遠征記

2015-08-26 22:25:10 | 遠征記
今年の夏休みはロンドンに行ってきた。

勤続15年で会社から長い休みをもらったこと、スパーズのホームスタジアムの今のホワイトハートレーンがもう数年で新しくなってしまうこと、転勤しそうなタイミング、子どもの年齢等々、このタイミングしかないということで行かせてもらった。


念願のホワイトハートレーン。


スパーズの新しいホームスタジアムの完成予想図。素晴らしいんだけどね。


スタジアムの最寄り駅。ロンドンの中心部からは少し離れていて、普通の住宅街の中にある。柏とか大宮みたいな雰囲気。


グッズショップはめちゃめちゃデカい。英語は堪能ではないんだけど、今回の旅で一番通じなかったのが、このショップでの店員さんとの会話。ユニを試着して、番号選んで、その場でプリントしてもらうんだけど、言いたいことが全く伝わらなかった。汗をタラタラかきながら、ケインの10番ユニを購入。


スタジアムに入るゲートがとにかく狭い。普通の大人でも体を横にしないと入れない。昔のフーリガン対策とかそんなのかな。




どんなスタジアムでも初めて入るときは気分が高揚するもんだけど、ずっと行きたいと思ってたスタジアムはやっぱり格別だった。





試合が始まったらカメラはダメだぞと釘を刺されていたので、試合前に激写しまくり。


目の前にケイン。




間に合うか心配してたロリスも無事先発。スーパーセーブも危なっかしいパスもどっちも見られた。


今季好調のデンベレ。




スパーズサポからも大きな拍手で迎えられたクラウチ。しかし足細い。


0-2から追いついて勝ち点を持ち帰れて大満足であろうストークサポ。ど真ん中にスイス国旗。シャチリへの期待が感じられる。


この試合の後に、もう1試合消化してもまだ今季初勝利を手にしてないので、今季のスパーズはヤバそうだけど、この日に限っては勝敗は全く気にならずに試合を観てた。試合の状況に応じて立ったり座ったりするのも思ってたより快適だったし、何よりもビッシリと埋まるスタジアムの雰囲気の素晴らしさを堪能した。新しいデカいスタジアムももちろん素晴らしいだろうし、スパーズがクラブとして大きなスタジアムが欲しいのもよく分かるんだけど、3万人規模でピッチとの距離がほとんどない今のホワイトハートレーンのようなスタジアムも捨て難いなぁと訪れてみて改めて感じた。



せっかくロンドンまで来たので、翌日もプレミアリーグを観戦。






ホワイトハートレーンはロンドンの北部だけど、翌日は一番南のクリスタルパレスのホーム・セルハーストパークへ。ホワイトハートレーンに輪をかけて古いスタジアムだったけど、ここも味のあるいいスタジアムだった。

ちなみにカードはアーセナルとのロンドンダービー。チケットを入手するのにスパーズの試合の倍近い金額がかかった。前日よりも日本人の数も圧倒的に多かったし、日本でのアーセナル人気を実感した。


パレスエールというオリジナルっぽいエールビールがあったので飲んでみた。この旅で数えきれないくらいのエールビール飲んだけど、このエールが一番うまくなかった。久々にビールを苦いと感じるくらいに苦かった。ホワイトハートレーンもセルハーストパークもスタグルはうまいものはなかった。基本的にみんなスタジアムに行く前にパブで腹とアルコールを満たしてから行くんだね。朝の10時過ぎからパブにいい大人が群がってみんなでビール飲んでる光景はとても良かった。




セルハーストパーク名物の鷲。けっこうデカくて驚いた。鷲をモチーフにしたクリスタルパレスのエンブレムは世界中で見ても、いけてるエンブレムの一つだと思うけど、グッズショップにエンブレムのピンバッチが売ってなくてガッカリした。ほとんどJクラブのだけど、エンブレムのピンバッチ収集してるんだよね。




とにかくド迫力だったパレスサポ。いわゆるコアサポがゴール裏のはじっこにいるんだけど、自分が座ってるバックスタンド側を煽る煽る。バックスタンド側も負けじと返すもんだから、どんどんいい雰囲気になっていく。選手入場の時に歌う「Glad all over」というチャントが素晴らしくて、帰ってきてからもyoutubeでずっと観てる。


ニューカッスル時代から好きだったキャバイエ。去年のW杯はキャバイエとポグバの中盤躍動でフランスを優勝予想にしたくらいに好きな選手だったから見られて嬉しかった。派手じゃないけど気の利いたいい選手。


スタジアムに行くまでパレスにいるって知らなかった李青龍。1点ビハインドでのゴール前での絶好機で切り返して、引っ掛けられたのは悔やまれる。李青龍ユニ着た韓国人っぽい人も多かった。


パーデュー&ヴェンゲル。


試合後は騎馬警察も登場。迫力もさることながら、馬糞も大量発生で危うく踏みそうになった。


試合後、最寄りの駅まで続く人の波。この光景は万国共通ですな。



残りの日はベタだけどロンドン観光。


リバプールストリート駅。


ユーロスターが出るキングズクロス駅。

ヨーロッパのターミナル駅が醸し出す旅情あふれる雰囲気が好き。


ビッグベン。


タワーブリッジと聞くとロビンマスクしか出てこないキン肉マン世代。


空に突き刺さるようなシャード。


ウォーキートーキー。

ロンドンは高い建物が少ないけど、たまにある高い建物は大体個性的な形状をしてる。




何かのガイドブックにロンドンで行くところに迷ったらコンラン卿の店に行っておけば間違いなしと書いてあったので朝ごはんを食べに行ったお店。ここを筆頭にロンドンはマジで物価が高い。もともと物価が高いところに円安なもんだから、金銭感覚をマヒさせてから行かないとコーヒー1杯飲むのにも気合いが必要なレベル。



リージェンツストリートはまるで銀座。いや、銀座がまるでリージェンツストリートなのか。


ハロッズはとりあえず行っちゃう。


リバティでお土産買ったけど、まあ高い。



自分用にフライフィッシング用品を購入したFarlows。


店の前に輝くロイヤルワラントマーク。お店の雰囲気も置いてある商品もロイヤルな香り漂う素晴らしいものばかりだけど、お値段もそれなりにロイヤル。



ナショナルギャラリー。半分くらいの部屋がクローズしてて、「ターナーの機関車」が見られなかったのが残念。


大英博物館。




アッシリアの壁画が素晴らしくて、めちゃめちゃ重たい図録みたいなのを勢いで買ってしまったけど、持って帰ってくるのがたまらなくしんどかった。冷静になれば、あとでネットで買えたかなと。


最後の夜は「レ・ミゼラブル」を観た。シャフツベリーアベニューに星の数ほどある劇場の中でも「レ・ミゼラブル」だけは満員。コゼットのお母さん役をAKBのリーダーに似たアジア人顔で背の低い女性が演じてて、映画と違って最初は違和感あったけど、歌がうまくて最後はガッツリ引き込まれた。




今回の旅でとにかく気に入ったイギリスのパブ文化。ちょっと歩いて汗をかいたら街中どこにでもあるパブでハーフパイント。時間が空いたらパブでハーフパイントと、本当に何杯飲んだか数えきれないくらい。日本のビールも成熟してて美味しいから、ロンドンで飲むビールが全て美味しいとは思わなかったけど、平日の昼間でも罪悪感なく飲めるあのパブの雰囲気は本当に最高。










帰ってきてからまだ何日かしか経ってないけど、もう既にまた行きたい。セルハーストパークに行く電車の中からチラッと見えた3部のミルウォールのホームスタジアムのザ・デンも外観だけでも良さそうなスタジアムに見えた。イギリス中にはあんなスタジアムが数えきれないくらいあるんだろうから、今度はロンドンだけでなく色んな土地のスタジアムを巡ってみたい。まあ、いつになるかは分からないけど、またそんな旅が出来るように仕事頑張ろうかねと思えたから、今回は多分いい旅が出来たんだと思う。ロンドン、ホントいいとこだった。
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2 コメント

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ちくしょー (鳥脳)
2015-08-27 09:41:28
むっちゃ羨ましい…(´・ω・`)
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鳥脳さん (triority)
2015-08-27 15:33:13
すいません..... むっちゃ楽しかったです....
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