Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

27番による27秒弾(38節千葉戦)

2018-10-22 00:05:09 | マッチレポート18’
千葉に!

ダブルを!!

食らわせて!!!

昇格出来ないわけがない!!!!


千葉からシーズン2勝をもぎ取ったのは2012年以来ですよ。そして2012年のフクアリも第38節、今季もフクアリは第38節。もうそういうことですよ。







ヒメ以外は誰も予想しなかったであろうキックオフ27秒での先制ゴール。数日前にtwitterに流れてきた「先制を奪った試合での平均勝ち点」が大分は2.72点でJ2トップらしい。そのデータが証明するようにこのゴールで試合は一気に楽になったし、その後一度は追いつかれるもののこの大事なゲームでの何となく嫌な重苦しい雰囲気は吹き飛んだように思う。相手のGKのミスは確かにあったのかもしれないけど、さんぺーの様子見ではない気持ちのこもった試合の入り方でこのゲームの流れを一気に呼び込んだ。


2点目はもう完全に藤本の「個」。千葉の近藤に関してはホームでの対戦の時からもう機動力が抜群に高いうちのFW陣の対応は難しいと思っていたけど、その通りのプレーを見せてくれた。相手GKにイエローを出させたシーンといい、さんぺーへのアシストといい出色の出来だった。


3点目は今季のベストゴール(組織編)候補にノミネート決定。勝負の縦パスを出すまで最終ラインで大きく左右に2往復くらいさせて少しずつ千葉のスライドをズラしつつ、藤本が落としてからの前3枚の崩しは本当に見事だった。決まった瞬間に比喩ではなく、猛烈に鳥肌が立った。相手CKからのシュートを高木がキャッチしてDFラインにスローイングで付けてからさんぺーのシュートまで繋いだパスの数は18本。片野坂サッカー結実の瞬間と表現しても決して言い過ぎではないゴールだったと思ってる。今日の馬場とコテの不帯同の理由は分からないけど、町田戦(馬場・コテ・伊佐)から千葉戦(さんぺー・藤本・伸太郎)は前の3枚が総取っ替えとなった。負けはしたけど町田戦も2ゴール決めていて決して悪くはなかった。本来であればそんな状況で総取っ替えになったら不安を感じるものだけど、何なんだろうかこの層の厚さは。少しの移籍もあり人数は変わったけど、「30人全員で」という言葉はただのスローガンではなくなり、今季の大分トリニータを端的にかつ正確に表現するフレーズになったと思う。これは本当にすごいことだと思う。


4点目は「走力」。怜さんからの優しさの欠片もないドSパスにCBの岩田が猛然と追いかける。長い距離をフォローしてきた伊佐についてこれる千葉の選手は1人もいなかった。そして仕上げは大外を一気に駆け上がってきた星の触るだけのシュート。80分を過ぎてからこれだけ多くの選手がこれだけ激しく走れるチームは強いよ。やっぱり恐かったタメの途中投入。スペースをなくさせるというチーム戦術によりタメのいいところを出させなかったのが一番大きかったけど、それでもユースの大先輩であるタメをきっちり抑え、そして今日も爆走し続けた岩田。その躍動ぶりに感動すら覚える。


それにしても相手GKのミスによる先制点とか、伊佐アシストの星ゴールとか、4ゴールとかホーム千葉戦とあまりにも似過ぎていてちょっとびびりますな。ただこれは偶然ではなく、今の千葉がやってるサッカーと片野坂さんが目指しているサッカーの相性によるところが大きいと思う。ホームゲームの時もボールを保持する時間は千葉の方が長くどちらかと言えば主導権は千葉が握っていた。今日も千葉が60%を超えるボールポゼッションだったけど、結局は完勝。千葉以外でうちからこれだけ主導権を握れるサッカーをやっているのって岐阜くらいなもの。その2クラブから今季〆て勝ち点12。これは相性と力量以外の何物でもない。もう変なジンクスも気にする必要なんてない。ここまで積み上げてきたサッカーを信じて突き進むだけ。オレたちはやれる!!


今日の試合で勝利数は全試合数の半分にあたる21勝に到達。J2で2番目にゴール数の多い千葉に打ち勝って決めた4ゴールを上乗せして総ゴール数も71まで伸びた。もちろんJ2で堂々のNo.1だ。今季の結末がどうなるかは分からない。それでもこの数字を見るだけで、今季はクラブとしてのチーム作りは成功だったと言っていいと思う。例え昇格出来なかったとしても、その事実だけでこれらの素晴らしい数字を腐す理由にはならない。もう結果を恐がる必要なんてない。ここまで積み上げてきたサッカーを信じて突き進むだけ。オレたちはやれる!!












本当に何なんスかね、この人の面白さはww



熊谷千葉市長と書くとややこしい。千葉市の熊谷市長。twitter上でもちょこちょこお見かけしますが、挨拶が分かりやすくてとても上手。頭の良さそうな市長ですな。




タメとヒメ。


タメと伸太郎。


タメと吉坂コーチ。


マルちゃんと菅原コーチ。


高木と矢田旭。こっちは明大の先輩後輩かな。

ちなみにDAZNの中継で熊谷アンドリューと星が試合後にしゃべってるシーンが映ってたけど、2人はマリノスユースで一緒だったんだね。2010シーズンのアウェイ水戸戦(落雷で試合途中で中止になったあの試合)の前に当時のJヴィレッジにクラ選を観に行った。その時の大分の対戦相手がマリノスで当時の中心選手が熊谷アンドリューだったからもしかしてと思って調べてみたらやっぱりいた。星も伸太郎も茂平も喜田拓也も高野遼も鈴木雄斗もいるね。


そして今日はユースも遂に遂に念願のセレッソ越えを果たす。このJユースカップの組合せが決まった瞬間から運命的だと思ってきた。やってくれると信じてはいたけど、遂にやってくれた。3年前のあの0−7の大敗から見事な成長だ。3回戦はアルビレックス新潟。本間至恩は出てるのかな。3年前のシュンツバ世代も時之栖→カシマ→味スタ西と一気に駆け抜けた。あの快進撃をもう一度。来週の松本戦は間違いなく大事なゲームになるだろうと思ってたし、実際にそうなったんだけど、2ヶ月ほど前にチケットを買おうとした時にちょっと高くてホーム最終戦にしてしまったために不参戦。かわりにユースを応援してきます。またこの世代のセントラル開催が見られるのは本当に嬉しい。


来週はトップチームもユースもビッグマッチ。どっちも大きな目標に向かって、ここまで積み上げてきたサッカーを信じて突き進むだけ。オレたちはやれる!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 立ち上がれ、伊佐耕平!(37... | トップ | 今シーズンJ2最大のビッグマ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マッチレポート18’」カテゴリの最新記事