Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

課題を一つずつ解決(12節栃木戦)

2011-05-15 20:39:03 | マッチレポート11’
前節鳥栖戦の敗戦を次に活かすという意味では今節のテーマは、相手が首位の栃木であることも考え合わせると、とにかく勝つことだったと思う。それを見事にクリアして、おまけに前半は内容までついてきた。前節の負けを無駄にしないという十分すぎるくらいの意気込みを選手たちから感じた。これでいいと思う。これを1シーズン続けていけば、強くなるし、観ていても面白い。

それにしても前半はいいサッカーだった。田坂監督の目指すサッカーはこれだなと思えた。全員が前へ前へと向く流れのあるサッカーはとても気持ち良かった。今日に限らず、今年は前半の内容がいいことが多い。スタッフのスカウティングがいいのか、選手たちが突っ込んで試合に入っているのか理由は分からないが、次は前半のうちに勝負を決めてしまうような試合を狙ってみてほしい。今日もジョンハンのバー直撃もあったりと、全く調子の上がってこなかった首位チームを前半のうちに沈めておけるチャンスは十分にあったと思う。

田坂監督は今節右SBをいじってきた。これも間違いなく前節の反省を活かしてる。刀根とマツケンが今までレギュラーを張ってきたが、どちらもアップダウンを頻繁に繰り返すのが魅力の反面、どうしても90分もたない。鳥栖戦は刀根に1枚カードを使ってしまったことで最後の最後にしわ寄せを生じさせてしまった。だから池田のようなCBタイプの選手を置くことでまずは守備をしっかりさせるという意図だったと思う。そして見事に的中した。もちろんSBが上がれなければ、サイド攻撃は活性化しない。このまま本職外の池田が居座るようでは進歩はないと思うし、刀根やマツケンの巻き返し、そして藤川の復帰も期待したい。

さてもはや伝統芸能化してきた大分のホームでの首位叩き。去年も柏-徳島とホーム連戦でその後のアウェイ・ヴェルディまで3連勝だった。今年もこの後が同じ流れ。ということで今日は助けてあげた千葉だけど、今度はそこまで一気に叩きに行きますか。

最後に今日一番印象に残った小笠原さんの実況。幸野志有人が初出場しましたが、その際に「J史上最年少移籍」という言葉を使ってた。森本や稲本で最年少出場とか最年少得点とかは聞き飽きてたけど、「最年少移籍」って言葉が新鮮だった。確かに彼と同学年の子たちはこれからプロ選手になるのに、もう既に移籍を経験してるってスゴいなと改めて思った。今日はまだいいとこを見せられなかったと思うから次に期待。
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