Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ネガティブ要素ゼロ(ルヴァンカップGS2節名古屋戦)

2019-03-14 23:14:42 | マッチレポート19'
あえて挙げるなら伊佐の負傷くらいなものか。平日に有給使って名古屋まで行って負け試合しか観られなかった負け惜しみでも、強がりでもない。



トリテンの漢・馬場賢治のインタビューを全文貼り付けてこの試合の感想としてもいいと思うくらいに帰りの新幹線で考えていたことそのまんまを語ってくれている。確かにほとんどの選手がうまく戦えなかったという印象を持ったと思うんだけど、公式戦でこれが感じられていることの大事さを自分の経験も交えて丁寧に語ってくれているところは本当に良い。こんな貴重な機会がまだあと4試合もある。結果にこだわり続けていけばプラスアルファもあるかもしれない。本当にこんな試合ポジティブ要素しかないよ、ルヴァン獲ろうぜ!


2017シーズンの頃よくあった試合だなと思いながら観ていた。ボールを動かすことで大事なのはいつも「勇気」だと思ってるんだけど、それってつまり雰囲気でしかないし、昨日ピッチに立っていた選手たちに唯一足りなかったのは成功体験だけだったと思ってる。これも何度も言ってるけど、高木だってここ2年くらいで急激にキックの精度が上がったわけじゃなく(もちろん上がった部分もあるとは思うけど)、体得したのは「ミスしても関係ねぇ」くらいのメンタリティだと思ってる。その気持ちのゆとりが視野を広くするし、相手への威嚇にも繋がる。ミスは多かったかもしれないけど、小島も庄司も岡野も何度もチャレンジした。成功したかどうかではなく、試合に勝ったかどうかだけでなく、その姿勢がきっとこのスタイルへのフィットに繋がるはずだから、信じて継続してほしい。



初めてプレーしてる姿を生で見られたのは、島川、庄司、小島、奎汰、成豪の5人。そういう意味からもルヴァンを観に行けて良かった。島川は甲府時代に本当に嫌な選手だなと思っていたので、密かに一番期待していて、もう少し見てみたかった。大事をとったのであればいいけど、シーズンはまだ長いから無理はせずに。



奎汰も相馬とのマッチアップとか本当にいい経験になってると思うよ。ああいうところでファウルすることの恐さ、プレッシャーを感じながらボールを受けることの恐さ、全部糧にしてやれ。



楽しみにしてた庄司朋乃也。このスタイルにおいてはノリさんと比較してしまうとまだかなりの差があると思うけど、ノリさんだって最初からスッと出来たわけじゃない。CBとしての資質の高さは随所に見えたし、もっともっと伸びていってほしい選手。こういうサッカーを経験することがプレーヤーとしての幅を間違いなく広げると思う。




ちなみに高校3年生の頃の庄司朋乃也。この頃からいいCBになる空気を放ちまくってた。3種がクマガヤでセレッソ→金沢→大分。若くしていい経験積んでるし、期待しかない。



大学時代のチームメートだった相馬にニアを抜かれたのは相当悔しかったと思う。インタビューを読むと色々と考えたみたいだったけど、飛んできたシュートが見事だったと言うしかないよね、アレは。


ただ本当に読めなかったのかなと何となく違和感を感じてて、今日ふと思い出したんだけど、早稲田時代はあの位置のFKって確か岡田優希(現町田)が蹴ってたんだよ。この写真の国士舘戦でも直接FK決めてたし。だから小島は相馬があの辺から蹴るイメージをあまり持ってなかったんじゃないかな。個人的には早稲田時代は相馬よりも岡田の方がアタッカーとして面白いと思っていたので、町田でまだほとんど出場機会がないようだけど、これから突き抜けてくると思ってる。小島に話を戻すけど、後半に見せた2つのビッグセーブは本当に見事だった。ビッグセーバーが足元を身につけたら恐いもんはない。そして代表選出おめでとう。



本当に寒かった昨日のスタジアム。昼間に家を出た時は春みたいな陽気だったからナイトゲームとはいえそこまでバッチリ防寒していかなかったのに、まさかの暴風、さらにまさかの雪混じりの雨。そんな厳しいコンディションでゴール裏も集中を保つのが難しかったか伊藤のゴールが決まった瞬間ほとんどの人が気付いていなかった。2失点直後でちょっと落ちていたし、反対側のゴールだったし、決まっても選手も誰も喜ばないし、「え? え? え?」みたいな感じで面白かった。





お久しぶりの武田さん。名古屋ではリベロ型GKとして認知されてる模様。大分在籍当時は生粋のゴールライン型GKって感じだったけど、時代の流れにあわせて進化してるんだね。試合後に大分側のスタンド前を武田が通った時に軽く会釈していったんだけど、大分サポーターがあまり興味を示してなくて4日前の昌也とえらい違いだなと不思議に思った。個人的には好きなGKだったので。











ただ単純に名古屋は強かったと思う。相馬と前田直輝の両サイドとかリーグ戦でも普通にレギュラーでやれるくらいの選手だし、力の差があったことは認めざるを得ない。ただそんないまリーグで一番うまくいっているであろうクラブと1−2だよ、逆に言うとアレじゃね?そういうことじゃね?ということは胸の奥に秘めて週末のマリノス戦を楽しみに待ちたい。
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