今まで同じ値段だったの?

 YOMIURI ONLINEによれば「日本マクドナルドホールディングスは12日、全国一律となっている商品価格の体系を見直し、地域によって異なる価格を今月中にも導入する方針を明らかにした」のだと。

 っていうことは、これまでマクド(って、関西風に言ってみたりして)のハンバーガーは全国どこでも同じ値段だったんだ。銀座アイタワー店も青葉台店も郡山の台新ヨークベニマル店も、ビッグマックは同じ280円。

 って、なんか変じゃないか。だって、銀座アイタワー店と青葉台店と郡山の台新ヨークベニマル店の家賃やバイト代(時間単価)が同じだとはとても思えないものな。当然家賃が大きく違うはずだ。なのに同じ値段だったって、銀座アイタワー店のマックは相対的に安くて、台新ヨークベニマル店では、それなりに高いものを買わされていたということになる。

 他のハンバーガーチェーンやファミリーレストランなども全国統一価格なのか。考えてみれば「定価」のあるものは全国どこでも同じ値段で売っているけど、電化製品なんかは家賃や人件費が高いはずの都市部の方が、地方都市よりも安かったりする。人口が密集している都市部では沢山売れるから逆に地方よりも利益が上がるということなのだろうか。

 マックのことに話を戻せば、約3,800ある国内の店舗のうち、東京・神奈川・大阪・京都の計約1,000店では価格を平均3~5%引き上げる一方で、東北・中国地方の店舗では平均2~3%値下げすることを検討しているようである。ビッグマックが10円高くなる、もしくは安くなる、というところだろうか。

 「100円マック」は全国で現在の価格のまま据え置くようだ。そりゃそうだろう。「100円マック」が95円だったり105円だったりしたら「100円マック」じゃなくなっちゃうものね。

注:銀座アイタワー店は、店舗の家賃がおそらく日本一高い例、青葉台店は郷秋<Gauche>の地元で首都圏郊外の例、郡山の台新ヨークベニマル店は郷秋<Gauche>の実家に近い、地方都市の住宅地の例であり、差別的意味を含んでいないことを特に申し上げておきます。

栗の花。今が盛りで辺りに独特の匂いを漂わせています。
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