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蛍葛〜山野草か雑草か


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 蛍葛(ホタルカズラ。ムラサキ科ムラサキ属の多年草)。草むらから15センチほどの茎を立ち上げてその先に多くは二輪ずつ薄紫色の花を咲かせます(花径12mm程)。雑草ではなく、いわゆる山野草と呼ばれるものの一つですが、撮影地点の東京都南多摩地区では絶滅危惧II類(VU)となっているようです。

 先に「雑草ではなく、いわゆる山野草」と書きましたが、考えてもみればその違いは微妙ですね。

 雑草とは、社会学的には農耕地などで作物以外の、人の意図にかかわらず自然に繁殖する植物、景観を損ねる所に生える、人に望まれない植物など、間接的、直接的に損害を与える所に生える植物のこと。ただしこの定義は個々の人間の主観、価値観により変わり、どの種が雑草であるかの定義も人それぞれである。生物学的には土壌攪乱に対応した植物を指し、人里や河川敷に自然に生える植物は雑草と定義される。
 一方の山野草(さんやそう)または山草(さんそう)・野草(やそう)とは、国内外の平地から高山に至る野外に自生する観賞価値のある草本、低木及び小低木の一部を含む幅広い意味を持つ言葉であるが、日本国内における近代的な山野草栽培の歴史は100年程度と浅く明確な定義はなされていない。(Wikipedia記載内容を郷秋<Gauche>が要約)

 社会学的定義にある「個々の人間の主観、価値観により変わり、どの種が雑草であるかの定義も人それぞれである」が、面白いですね。確かにそうですよ。道端で生え咲き、一般的には雑草とされることが多い姫蔓蕎麦、白詰草、赤花夕化粧、桃色昼咲月見草、花韮などは、青葉山荘では山野草に準じて大切にされておりますから。山野草の定義にも書かれておりますが、鑑賞価値があるかどうかはまさしく個人の価値観によると云うことですね。

 blog「恩田の森Now」に、ただいまは4月19に撮影した写真を6点掲載いたしております。今年最初の夏日となった森の様子をご覧いただけましたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/c2aae79ae355d0e06d0c143d2e3d2e93

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