竹でタオル?

 笊(ざる)や籠(かご)を編む。籤(ひご)を使って鳥篭を作る、模型飛行機を作る。皮で「おにぎり」を包む。節と節の間を切れば水筒にもなるし片方の節だけを残して切れば器にもなる。最近では割り箸として利用されることも多くなった。もちろん土から顔を出したばかりの竹の子は掘り上げて美味しくいただく。竹は日本人にとっては馴染み深い食材であり素材だ。

 でも、そんな竹からタオルが出来るとは知らなかった。あの硬い素材をどうしたらタオルが出来上がるのか不思議だけれど、嘘ではないらしい。恩田の森でもそうだけれど、手入れをする人がなく放置され雑木林を侵食している竹林の竹が利用されるのならば一石二鳥ではないか。

 放置竹林の竹を切り出し、チップにして発酵させると良質の肥料になると言うことは以前に読んだ事があるが、竹繊維のタオルならば、タオルとしての本来の機能を全うした後は土中に埋めておけばそのまま自然に返るのどろうか。そうだとすれば環境負担ゼロの素材と言うことになる。

 ただ、あの硬い素材を柔軟なものにする過程の中で環境負担の大きい化学薬品が使われていたり、有害な廃液が出るのだとするとちょっと考え物だけれど。このあたりは少し調べてみたいものである。

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今日の1枚は、今が盛りの銭葵(ぜにあおい)
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