唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
心惹かれた孤高の椿
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世の中、桜さくらサクラと浮かれておりますが、きょう出会った農家の裏で生垣として低く整えられた木に咲く孤高の椿。その美しさに心を奪われました。
桜と云えば姥桜。勘違いをされている方が多いようですが褒め言葉ですよ、姥桜は。椿ですから姥椿。短い花の生涯の中であったことをすべて我が物として満ち足りたその姿はあまりにも美しく、この程度にしか撮ってあげられなかった自分が情けない。
【2025/04/06追記】本文よりも追記の方が長くなりました(^^;
考えてもみれば、梅もまた葉が出る前に花を咲かせますね。万葉集や古今和歌集には桜よりも梅を詠んだ歌の方がたくさん出てきますので、奈良や平安の時代には桜よりも梅の方が好まれていたことが伺い知れます。と云うことは奈良-平安時代には「姥桜」という言葉はなかった。
梅よりも桜が好まれる江戸時代になって、桜の品種改良が盛んであった江戸(染井吉野も江戸生まれ)で「姥桜」と云う言葉を生み出され、さらには齢を重ねても(歯が無い=葉が無いのに咲く桜)なお美しさや華やかさを保っている女性のことを指す褒め言葉としても「姥桜」が使われるようになったのではないかと、江戸っ子の洒落と粋が詰まった「姥桜」なのではないかと妄想してみました(^^)
「恩田の森Now」に、ただいまは3月30日に撮影した写真を6点掲載いたしております。先週(22日)は春本番を通り越して初夏の陽気となりながら27日以降は一気にクールダウンして冷たい雨続き。奇跡的に日曜日は晴天となり染井吉野も咲き始めました、そんなの恩田の森様の様子ご覧いただけましたら嬉しいです。
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#椿 #ツバキ #桜 #姥桜 #姥椿 #真に美しいもの #歳を重ねてこそ美しい
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桜さくらサクラ、確かに今が旬でテレビは勿論写真関係のサイトでも撮影方法とか作例写真とかこれでもかと凄いです。
しかし桜に浮かれる日本人って良くも悪くも熱しやすく冷めやすい気質をよく現していると思います。4月下旬になって花も散ってしまうともはや誰も桜に見向きもしませんからね。夏の桜の木の下にいると毛虫が落ちてきたりと小学校の頃よく経験しました。
残念ながら私は今日も勤労奉仕(例大祭役員)ですので社務所に缶詰の一日ですよ。午前中なら天気も持ちそうですし!
こんにちは&コメントありがとうございます。
日本人はホント、桜が好きですね。取り分け染井吉野が。
染井吉野は挿し木もしくは接ぎ木でしか増やせまんせんので日本中の染井吉野はすべてクローン。ですから並木や公園の桜は一斉に咲いて一斉に散る。クローンですから同調圧力でもなく何の疑問も持たずにすべて「一斉」です。この「皆同じ」と一斉に惜しげもなく散る様が日本人の心情に良くマッチしているから染井吉野が特にが愛されているのではないでしょうか。
そして桜といえば桜の下での花見宴会ですが、昨今は宴席でのパワハラ、セクハラ、アルハラが社会問題化して、会社関係の花見は随分と少なくなったとか。
今日一日「お勤め」とか、ご苦労様でございます。