崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

両国の街歩き

2016年01月26日 06時06分31秒 | 旅行
 暖冬、温暖化という予報が大外れ、沖縄まで雪が降ったという。手術後初めての東京、両国の街を歩き、国技館、力塚、犬猫塚、吉良邸などを散策した。何から何まで新鮮に感じた。また田舎の鶏が東京のど真ん中で戸惑うような気分でもあった。やはり滑稽な失敗があった。30分前からホテルのロビーでわが夫婦は約束した人を待っていた。そこには身長が高い美人の女性も待っていた。彼女が有名出版社の編集員の増田敦子氏であり、約束した方だった。我々は同じ時間に同じ場所で待っていてもお互いに初めての出会いだったので認識できなかった。約束時間になって西岡力教授が来られ紹介があり、あいさつを交わしたのである。新著の打ち合わせは和気あいあい、その後羽田空港へ向かった。飛行機の前の席の男性は首を左右、前に落としながい眠り、居眠りの行儀が悪いことが気になり私は居眠りもできなかった。まだ緊張感が緩んでいなかったのかもしれない。
 昨夜東京からより寒くなっている福岡へ、下関へ戻った。運転手さんは雪で道路交通規制があったという。ミミが迎えてくれた。留守の間に隣家の園田氏がわが愛犬に湯たんぽまで用意してくれた。早くベッドに入った。今度、東京へ出かけて新しく素晴らしい人々へのつながりができ、懐かしい旧友に会い、楽しく、嬉しく、感謝である。反省もした。内容が多すぎであった。3月の日本映像民俗学の会ではより要領よく発表するようにしなければならないと思った。
 
日本映像民俗の会 第38回大会 in Tokyo
 海域の植民地、その映像と記録
 -国策映画「北進日本」と「海の生命線」が語るもの-
 主催:一般社団法人日本映像民俗学の会
 共催: 法政大学沖縄文化研究所
日時: 2016年3月26日(土)・27日(日)

会場: 法政大学 市ヶ谷キャンバス 千代田区富士見2-17-1

26日(土) 市ヶ谷キャンパス 外濠校舎 S307教室

    27日(日) 市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー 26階 スカイホール

大会参加費 (2日間) 1,000円
【大会趣旨】
 日本の植民地政策は、中国、朝鮮、台湾、東南アジア、太平洋圏に拡大しました。これまで本会は、第28回下関大会「朝鮮植民地と映像」で、朝鮮半島の民俗と文化を記録した映画によって植民地に係る議論を深めてきました。今大会では、南洋と称した海域の民俗と文化を記録した映画を題材に「自然」や「文化」の連続と不連続を呑み込んだ国家権益擁護と映画表現等の議論を深めたいと思っています。
 戦前の植民地の民俗を描いたドキュメンタリ映画は、満鉄・鉄路総局が制作した『草原バルガ』『秘境熱河』『娘々廟会』などの作品がありますが、映画制作の流れは戦果や戦争遂行を鼓舞する内容でした。なかには亀井文夫の『戦ふ兵隊』『上海』などの作品は、厭戦のドキュメンタリ・フィルムとして評価されているものもありまます。今回は、日本の地理的な南である沖縄、台湾、南洋諸島、南洋群島そして北の樺太、千島列島という海への広がりを映画はどのように描いたのか、を考えます。「日本の海域」とみなす地域の民族文化と民族経済的資源をどのように記録したか、と言うことです。とくに、北への視点を記録した映画は極めて少なく、活発な議論が期待されています。

詳細は別添PDFをご覧ください。*私のホームパージのフォトギャラリーをみてください。
皆様の参加をお待ちしております。
大会期間中 桜が舞い散るまであること願って
社団法人日本映像民俗学の会事務局 
160-0022 東京都新宿区新宿1-12-12オスカカテリーナ3F      info@jefs.org
電話:03-3352-2291, FAX:03-3352-2293
北村皆雄 亘 純吉