崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「商い」

2016年01月18日 04時56分49秒 | 旅行
友人の権藤氏の奥さんが焼き鳥店をオプーン,蘭の鉢もの持って行ってみた(写真)。昼は洋装店、夕方からは焼き鳥屋をする。なぜそのように働くのか。「商い」が好きな夫婦である。NHK朝ドラ「あさがきた」のヒロインのあさが一生懸命働くことに幼い娘が母に「なぜ働くの」と質問する。母は「商いが好きだから」と答えた。実存した人物をモデルにしたドラマであるが、明治時代の女性への社会進出を奨励する啓蒙宣伝ドラマのような、現在の安倍政権の女性が働く社会作り政策に合わせたようにも思われそうである。今は韓国の女性大統領、台湾の女性総統、男が女に支配されそうにも感ずる。
 男女問わず働くことを考える時代になっている。専業主婦が多かった時代に女性が社会へ、裏から表へ、陰から陽へと進出がみえる。今インタネットの時代の現在、男性が表から裏へ、社会から家庭へ引っ込む現象が見られる。3月には定年退職をする人が多い。定年と年金の話が多くなっている。「定年まで何年しか残っていない」と恐れる人が多い。定年が人生の終わりではない。職場という枠や境を越えて「越職」の世界で生きることになるのである。