崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「老人には未来がない」

2016年01月13日 04時49分50秒 | 旅行
回復祝いを東亜大学国際交流学科の教員たちから頂き、嬉しい。下関市会議員の田辺よし子氏からも生のお花を特殊処理したドライフラワーをいただいて、嬉しい。昨日は定期受診、異常なし、嬉しい。韓国の東亜大学の李学春教授と新羅大学の宮城准教授が来校した。学長と大学院金田研究科長と同席して歓迎した。彼は日本、韓国、シンガポールに同名の東亜大学の三校連携の共同授業を提案した。彼らは突然の訪問、そして突然の提案であった。日本人は戸惑うだろう。私は早速この夏に実行してみたいという彼の意見に賛成した。
 連携即決は嬉しい。私はテンポが早いのが好きである。それは清水昭俊氏が年賀状に書いたように高齢者になると「10年先の話には関心がない」という年齢意識からかもしれない。それは「老人には未来がない」ということになるだろうか。20年、30年後を考えることは若者にしかできないものであろうか。高齢者には未来がない、希望がない、つまり絶望しかないことを意味するのであろうか。実は逆であろう。多くの高齢者は死後の世界を考えているからである。実は長い未来を考えているともいえる。個人は亡くなってもこの世は続く。人は死後もこの世に生きると考える。だから老人は死後のために、同時にこの世のために生きるのである。帰宅時、学長が自ら車で送って下さった。昨日は嬉しい、感謝一杯の日であった。