崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

観光客が少ないのは平和都市

2016年01月06日 04時58分55秒 | 旅行
広島で旅行業務をしている人の話によると観光客が少ないという。広島には日本三景の宮島があっても「平和都市」と宣伝したことに原因があると言う。原爆のイメージが強く、学校の修学旅行地の対象ではあっても観光地として価値は低いという分析であろう。参拝客や義務付けられた公務員が炸熱の日射に汗をかきながら黙祷して帰る所であり、たのしみに心から行ってみたい所ではない。観光客が少ないのは平和都市作りの政策であり、観光戦略ではなかったようである。このような都市は広島以外に長崎もであるが、長崎にはハウステンボスなどの遊ぶところを含み観光名所も多く、原爆のイメージだけではない。世界的にはアウグスビツ、南京など残酷さとして知られているところがある。それらには別に観光戦略が必要であろう。
 彼女は今政治的関係の悪い国、特に反日国家の韓国への日本人の観光客が少なくなっているという。中近東へ行こうとしないことと同様に悪い、危険なイメージが強いところには観光客は行かない。日本人には反日より高麗人参や焼肉のイメージをもって宣伝した方がより効果的かも知れない。私は韓国の反日国家のイメージを和らげるために新著作業を行っている。以前『親日と反日:危険な韓日関係』という本を出したので今度は中立的に書いている。本題に反日と言う単語を使わずよいものは何だろう。
*写真は本文とは関係なく、一昨日の門司港の日の出