崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

続「愛犬」

2016年01月22日 05時42分39秒 | 旅行
昨日我が家の愛犬ミミに触れたことに読者からの関心が高いことを感じた。その中の一人建築研究者の大久保裕文氏は

メイ(ラブラドール)が14歳9ヶ月で、10日前、亡くなりました。亡くなった朝、家内と二人で動物葬儀社へ連れて行き、丁重に葬儀をしました。メイは、温和で、賢く、けな気で、非常に優しい性格を持っていました。亡くなる3日前から、歩けなくなり、食事ができなくなりました。私が、スポイトでぬるま湯をあげると、寝たまま動けない身体で、尻尾だけを振って応えてくれました。その2日後に、静かに、静かに亡くなりました。見事な最期でした。私も家内も、どれだけ癒されたか分かりません。家族の一員を亡くした思いです。生と死を考えさせられた年の始まりです。


わが家の愛犬ミミは1977年以降6代目である。当時韓国では愛犬文化が定着しておらず、当時車を持っていなかった私たちは犬と一緒だとタクシーに載せてもらえなかった。その辛さより愛犬と一緒に差別されるような怒りさえ感じていた。二匹の犬を日本に連れてきた苦労話こそ本に書きたい。ミミはポメラニアンの3代目の美女である。ポメの1代目の犬は20歳と長生きをした。今のミミの前の2代目の同名のミミは20年と6ヶ月と長生きをした。マンションから見える墓に眠っている。したがって大久保氏の悲しさのコメントには十分同感している。犬と一緒に暮らす私たちになぜ面倒なことをするのかと言った人がいた。愛犬を通して愛することを多く学び、命の大切さを悟ることになると…。彼は不思議そうな表情で聞いていた。伝わったのだろうか。