崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

杭州絹

2016年01月08日 04時36分47秒 | 旅行
 新年最初の講義、学生たちから新年の挨拶が多い。韓国と中国の留学生が多く、旧暦の正月の文化圏からの学生たちも新年を日本で迎え日本の雰囲気を知ったようである。講義中、私は日本語の聞く能力をテストするために短い話をする。昨日の「観光人類学」では「美人天国の韓国」をもって外見主義を批判する話をした。それに都君が外見を無視し勉強ばかりする人への批判、良いコメントであった。書いてもらった感想文を読んで学生たちの日本語が向上した。全体的に日本語の能力が伸びて嬉しい。2年生の留学生たちに日本語で講義ができる。私の留学生時代を振り返ってみると恥ずかしい。
 年末年始中国に帰省した院生王さんからはシルクのマフラーを土産にもらった。中国には「上は天国、下は蘇杭(蘇州と杭州)あり」というほど、シルクの本場としても有名な杭州からのものである。今そのシルクのマフラーを韓国名人作のものと二重に巻いている。急に私の美意識が2倍増となる。首は私のもっともシャレのポイント、特に冬の間はマフラーは必須品である。それは風邪予防、その上、今では手術の傷跡を隠すにも必要なものである。まさに必須品であり、贅沢品である。