崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

占い商文化

2016年01月09日 06時15分05秒 | 旅行
 新年デパートの初売りにはいろいろな催しがある。広場をたくさん区切って作られた占い場も満員である。新年の運勢を占うのは中国で盛んであった易学が伝来し、日本でも流行している。神社のおみくじ、宝くじ、パチンコなどの大小の占い商文化がそれである。最も商魂に乗ったものがデパートの福袋である。今年はおみくじや、御守り、福袋が中国人の暴買いに恵まれて歓声を上げている。私は20年ほど前に韓国人とヨーロッパ旅ツアーに参加した時韓国人は高級スイス時計を十数個も暴買いをした光景を想起している。古代では日本人が中国に行って買ったものの中には今では貴重な文化財になっているものもある。
 中国人の暴買いの人気ある品目は薬類、のど飴、マスクなど衛生的なものが多いのはよく理解できる。中国の環境汚染を意識していることを反映している。ただ日用品を買うようにみえるが実は中国社会を反映している。最近メディアに大きく報道されたウォシュレット便座が人気があるという。特に便座はトイレ文化の後進国という汚名を洗う革命的な変化を持たらす契機になるものと考える。