崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『みのもんたの朝ズバッ!』

2013年10月29日 04時34分52秒 | エッセイ
 ニュース情報さえNHKから『みのもんたの朝ズバッ!』へ変えて数年間視聴する番組に異変があった。みのもんた氏が降板する記者会見があり記者との一問一答の「訊問」のような会見ニュースを見て大変失望した。次男の窃盗未遂事件に親として責任をとった決断という王朝時代の話のようでしょうがない。私の印象の1、久し振りに視た儒教文化の「父親像」、2、日本にまだ「連座制」があるのか、3、「成人式」は要らない、4.「正義感」などであった。儒教でいうなら親不孝に親が怒っているが、そうではなく子離れ出来ていないようである。40代になった息子を4、5才の子供扱いをする親心が「美徳」であろうか。連座制的なことではないか。韓国では政治家に家族や親族の不正に共同で責任をとる、特に反共産主義法では身元調査が厳しかったのは有名であるのと酷似している。今日本で子供を殺すニュースが多い中、子供を持っている人が孫の父(次男)まで責任を取り、怒るのは社会へ警鐘であろうか。正常とは思えない。成人式はただの慣習ではない。未成年の意識変化を求める立派な文化である。また子供の不正こそ厳しく公に処罰しようとすると正義を超える子供の人権の問題となろう。
 言論では彼が社会正義を主張してきた人として発言し難いなどのコメントがある。そんな人こそコメントできないと思う。人はそれぞれ罪人である意識を持つべきである。イエスは罪のないと思う人はこの姦通の女性を石で殺せといったら誰もいなかった。彼は躓くことなくそれこそ正義の無いメディア界に戻って80歳まで正義を主張するよう働くことを強く希望する。彼は神から与えられた試練とチャンスだと思って悔い改め、もう一度戻って頑張って欲しい。親子関係も改善和睦なることを祈る。昨日我が家にはソウルの姉から2.3キロのキンジャン・キムチが届いた。愛の贈り物である。