崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

新しい縄張り

2013年10月18日 01時57分33秒 | エッセイ
 昨日「朝日新聞」(大隈)、「毎日新聞」(西嶋)などに「しものせき映画祭」が報道された。私の監督の「小山上等兵が撮った日中戦争」も触れられていた。8時半からはNHKテレビ朝イチ番組で下関を紹介するものをスマートフォンで見た。1か月ほど前からプロヂューサの加賀氏から相談があったものである。全国に下関の唐戸市場、グリーンモール、 関釜フェリーなどを良く取材し、紹介していると感じた。
 また毎日新聞の平川氏から「赤江瀑展示会」の取材を受けた。私は、古川薫氏は地域で活躍しながら全国レベルで活躍する人もおり、赤江瀑氏は地域ではほぼ活躍せず全国的に活躍した作家であると説明した。また外部から入って活躍している人もいる。これら三つのタイプは全国にいるといえる。展示については担当者である川野裕一郎氏に来てもらって説明をするようにした。
 講義の中で、学生に私について知っていることは何かと聞いたら中津君は「韓国から東京、名古屋、広島などを廻って来られたユニークな先生だ」と言う。私は地元の者ではない、異邦人が地元の縄張り意識という鉄網条を破って下関に住み、根をおろしているという、それをユニークというのだろう。そして私自身がそこで縄張り意識さえ持っているかも知れない。