崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

台湾から来客

2010年08月24日 06時09分10秒 | エッセイ
 台湾の台中から張修慎教授が研究室を訪ねてきた。彼女は昨年の末に台湾で会って私が放映した古い映像の分析に協力してくれるということで共同調査を計画した。今柳宗悦氏の民芸思想を研究しているという。柳宗悦は韓国では韓国を愛した日本人として有名であるが台湾ではどうであろうか。その研究にも関心がある。
 彼女は日本で熱中症を感じているという。台湾より日本が暑い夏だというのは今、台北市にいる上水流氏からのメールでも同様である。ヨーロッパから帰国した人はあちらは寒かったと言う。日本の暑さが地球全体の温暖化とはいえないようである。私の体調は冬には気管支の調子が悪くて大変だったがむしろ夏期には楽になった。
 約束が食い違って、彼女と昼食を一緒にできなかったことが残念であった。遠くから来られた方への配慮が足りなかったようで、心が痛かった。