崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

電話線地下へ

2010年08月03日 05時18分58秒 | エッセイ
 以前にも触れたように下関観光一番のわがマンションの前の通りの電話線を地下に移す工事が長かった。昨日電柱が抜かれてトラックに積まれているのを見て嬉しくなった。タンプの2倍ほど長いものが運ばれるのをみて万歳と叫びたい気持ちになった。たち止って写真を撮りたかったがカメラも携帯も持参しておらず残念だった。それによって景観が美しくなるからという意味より深い意味がある。
 電柱は近代化の象徴的なものである。子供の時には電線に並んでとまっているツバメを描いたことがあった。また高圧線で人が死ぬ事故を目撃したこともある。将来は電話線だけではなく、すべての電線が地下へ、あるいはワイアレスになることを期待する。アービン・トフラーによれば第二の波の象徴が電柱であり、第三の波がワイアレスであろうということである。日本はこれで石炭、石油、電気から新しいエネルギーの風力などへ跳躍するであろうと期待が大きい。