崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

山口テレビで録画

2009年07月18日 05時13分34秒 | エッセイ
 下関には満州映画協会で勤めた曽根崎明子氏(82)が住んでいる。しかしこちらのマスコミの関係者も知らない。否、知っているかもしれないが、報道はしていない。地方のマスコミは地方からの地方発信より中央発信のものによる傾向が強いことは本欄でも時々指摘したように一般的な傾向である。中央誌などに報道されると刺激されて取材するのが普通である。
 この度山口放送KRYのPDは下関にこのような人物を発見して、地方が発信するという姿勢からプログラムを制作するという。満州映画協会は1936年に設立され日中戦争、太平洋戦争期において国策映画を多く製作した。現在中国長春の映画製作所として観光化されている。去年見学したが、詳しく倉庫なども見たいのでこの夏、曽根崎氏と同行して担当者に協力してもらい、撮影したい。
 宣伝映画の「宣伝」は悪く言われるがそれはその時代だけのことではない。先入観なしで植民地作品を鑑賞してほしい。