崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

アフリカニゼールへ宣教師

2009年07月06日 06時58分00秒 | エッセイ
 バプテスト教団からアフリカ・ニゼールへ宣教師として吉岡氏を送る壮行会に参加した。19世紀末イギリスからバプテスト宣教師が派遣され、次に植民地行政家のケースメントが西海岸のイギリス保護領で開発にかかわった所でもあり、私はケースメントを追って調査・研究しているので行ってみたい。そして彼女に期待も大きい。彼女はすでにそこで20年も奉仕している人である。
 私は若い時シュバイツァーが医師になってアフリカで奉仕したことに敬意をもって自分でもそのようなことができないかと思い、また彼の評論家としての文章を読み、評論を専攻するために大学で文学を専攻した。それが心理学へ、社会学へ、文化人類学へ流転するようになったのである。
 彼女は私の夢を実現しているとも感じている。彼女は奉仕と苦労だけではないものが得られるはずである。それは奉仕から力を得るからである。人類を愛することが愛されることであるからである。